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ようやくルノアが話せるタイミングになった。
「ヴァリー叔父様とお父様のお話を聞いて、私がしたかった質問の答えは教えていただけました。魔導初期本の中に書かれていた魔法はお母様が詠唱は絶対いらない!と書かれていたのでお母様の言葉を絵にしたものを参考にして心の中で詠唱して声に出さなくても全部出来ました。
ヴァリー叔父様に聞かれた魔石のイメージですが魔導初期に書かれていたお母様の魔力放出の応用でしょうか?一気に放出せずに指先から魔力を刺繍糸のように細く密に小さく強く巻きながら、段々と大きく固くなったものと思いました。あと巻く時の気持ちでしょうか?護りたいとか綺麗に澄んでいる状態にするとか悪意とか毒とか汚れたものを外に押し出すとか黒や紫色を絶対入れないようにとかを考えながら巻けば何でも何種類でも複数付帯できるのかなと。後もう一つ思いついたのが元々作りたい大きさの形にどんどん圧縮して魔力を注いでいく方が早いかなと お母様の絵を見ながらが考えました。魔力放出がこんな感じです。」と両手をあわせて中指に力を入れると白銀の細い刺繍糸が30本ほど束になって実現化した糸巻きが出来たのを笑顔で二人に渡した。
叔父様とお父様が口を半開きにして大きな瞳でルノアを見つめた。
叔父様とお父様がすぐに念話に切替えた。
「ラルフ。全く魔力減ってないぞルノア」
「どうする?その前にまず魔石だな。ルノア自分の好きな方法で魔石を今作ってごらん」
ルノアも念話で答えた「糸ではダメなんですか?切れない強くて硬い糸にもできますが?石が一番必要なんですか?」
「うん。まず石かな。流通しやすさが一番だから。なっラルフ」
「ああぁ…そうだな。はじめての魔石はお父様の宝物にするよ。喧嘩になるからヴァリーの分も頼むね。どちらが体が楽か両方試したらどうだい?」
「はい。両方やってみますね。私もお揃いにしたいので糸巻き石三つ!護り強化 毒返し 呪返し 魔力補助 身体強化」虹色の石が三つキラキラと3Dプリンターのイメージで小さな糸巻きが高速回転しながら空中でキラキラが三つ出来上がった。紐に通せるように真ん中に穴をあけた。
「………………………」
「…あぁ…ルノア…体は…大丈夫なのかい?ヴァリー大丈夫か?魔力みてるか?おい!ヴァリー!大丈夫なら今度は丸石の大きさを決めてまたお揃いで三つ固めてみたらどうだい?」
「はい。魔力だけ詰めればいいてすか?何か思いを入れたいのですがお父様と叔父様の健康が気になるので」ルノアはウィルスレベルの病原菌やがん細胞や脂肪腫瘍や胆石など思いつく病気源の排除と脳と血液と筋肉と臓器の強化をイメージして元気珠を真ん中に穴あきで三個作った。




