表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したのでレアアイテム集めたい…えっヒロイン退場してしまいました  作者: 5H


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
245/273

245 王弟ヤヌスの謀反

その様子をリアムとルディノールは別室で映像で見て聞いていた。

「…残念ですね…父上。大丈夫ですか?」

「あぁ…。本当に残念だ。サラが預かった魔力封じだが…買った相手もサラで、渡したのもサラで、凄いなサラ達。大活躍だ。負担が多いが大丈夫かサラ?」

「はい。イヤーカフのおかげでかなり楽になってます。今は殆ど追跡もありませんし、隠密の方が優秀で業務が減りました。ありがとうございます。」

「そうか、良かった。ルディノール。

ヤヌスも私達と同じ古代竜で魔力量も多いはずなのに…。魔道具門では、サンセール以下だったな。

残酷だな…数字化は。孫達もヤヌスになる可能性があったんだな…。」

リアムがまた。映像に目を向けた。顎に手をやり、少し考えたように話しはじめた。

「王妃ともよく話すようになったんだが…。ルディノールとクロリナラドは本当に正しく育ってくれた。

努力して、苦労して、責任を一緒に背負ってくれて、本当に感謝しているぞ。

三兄弟の事をルディノールとユキノアが責任を感じているのは分かっているんだが…少しだけ聞いてくれ。

三兄弟は、お前達とは違う気質があった。

決してお前達の愛情が足らなかったわけではない。

子供達の環境は、悪縁も良縁もあったはずだ。親が監視をしても防げない。

その選択の責任はお前達ではなく、子供達自身にある。

お前達が育てることに手を抜いたからではないんだ。

手を尽くしても、思い通りの結果にはならないのが、子育ての難しいところだ。

今は見守りの時期だが、でも私は途中経過を聞くたびに思っている。

お前達のかけてきた愛情や真面目さの種は、子供の根底に必ず残っていると感じるんだ。

私も疑いながらも、実はヤヌスのことを信じて見てきた。いつか気がついてくれると。

だがまた残念な結果になった。苦しいが、長い時間をかけて、今度は厳しく見守るつもりだ。

こんな年数がたっていても、私は諦めていないんだ。諦めきれないのだ。

だからルディノール。お前達も諦めなければいいんだ。ユキノアにも話して欲しい。

苦しくても時間をかけ、見守り待つことも、私達の出来ることの一つだ。

いつか必ず隣に立ち、同じ責任を背負ってくれると信じ待てばいいんだ。

私も王弟を民から見ても正しく、厳しく、長い時間がかかっても、今は反省と責任を果たしてもらう。良いか?」

「はい。分かりました。そうでしたね…。私達は長命の古代竜でした。気持ちに余裕がなく…期待していた分落胆も大きすぎて…時間があることを忘れていました。

ヨーリアンの学院入学も本当は、慌てなくてもいいのですね。

短期間で結果を出すこと…私達が理想とする王族の姿を押し付けているのですね。

自分達が安心する為に…。誰と比べて…自分達と子供達を比べて、ルノアやルル姫を見て比べて。

十歳で大変優秀ですからね。

気持ちがこうでなければと…気が急く。早く物事を進めたくて落ち着かない。焦燥感に駆られてしまっていました。どうにかしなければと…理想と現実に…悩みが尽きませんでした。

本人の気質や自分達で考え行動、判断させることも大事な経験でしたね。

子供達が自ずと学び、自分に何が不足か考え、行動する。

自分達の人生や目的は、これからも自分で考え行動しなければならないのに…

古代竜は長命で、時間は長いのですから…

肩の力が抜けたようです。父上。

ご心配をおかけしてすみません。心が楽になりました。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ