239 フォールとマール6
「あの…あぁ…どうしてお祖母上様の鱗が傷が……大丈夫でしょうか?洗浄!浄化!癒し!修復!」
ルノアが一瞬にして傷を治した。
マールが言った。「ルノア。ありがとうございました。精霊王様から魚を好きなだけ食して欲しいと言われ、魔魚も退治しながら、魚もいただいておりました。
タスワンズ湖は世界の地下水脈と繋がっていて、膨大な魔力につられて、たくさんの魔獣が引き寄せられているそうです。
精霊様と妖精様の喜びと、地力も溢れて、この地の生き物がすぐに大きくなってしまって…。
精霊王様の結界でも、この世界最大の湖は少し厳しいようです。魔魚を一掃して参りました。
久しぶりの運動で怪我にも気が付きませんでした。
心配してくださり、魔法まで…感謝いたします。」
「マール。一人で討伐まで…すまなかった。
タスワンズ湖はマールの好物のマスがいる。
魔獣討伐をしなければマスはいなくなってしまうから、守らなければならん。あとリアムからも、一緒に食事しようと言われた。
忙しくて家族で会話を楽しむ食事すらしなかった。
マールとも会話が足りなかったと話したばかりだったのに。
曾孫達がここにいるのも何かあったのだな。」
「はい。長男がヨーリアン帝国に留学する年なのですが、結界が一人で張れませんでした。三兄弟なのですが。
国王様が最近正し、学園と学院に不正があり現在閉鎖中です。
王城も不正卒院資格者が退職し、国内勢力が変わりました。そしてヤヌス殿の問題も発覚いたしております。
竜神様が心配して王城からノアと私と、三兄弟を国外の安全なマクアリール公爵家へ避難するようにと。
三兄弟を、今元魔塔の長ルノアの伯父のヴァリアード、お義父上のラルフ様、そして私が、兄上の立てた計画で全てをやり直しをさせております。
三兄弟にはお祖父母上のことは伝えておりません。
まだ技術が未熟で気が付かないと思います。
…ルノア大丈夫?まだ怒ってる?」
「いいえ。タスワンズ湖の魔獣を討伐してくださり、ありがとうございました。マールお祖母上様が、許していらっしゃるのに、私が怒ることではありません。失礼いたしました。」
サラロが言った。
「精霊王様が皆で食事をしたらどうかと…
精霊王様から頼まれて、昼食とお茶菓子をご用意しました。大樹の下で皆で食べましょう。」




