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転生したのでレアアイテム集めたい…えっヒロイン退場してしまいました  作者: 5H


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237/272

237 フォールとマール 4

「おぉ……竜神様の愛し子様か!はじめまして。

クロリナラドの祖父で、先王のフォールだ。

私の番は、お祖母上と呼ぶように。名前を呼ぶことは許可はしない。

……あれ?クロリナラドの番だろ?

何を質問しているんだ。話をさせては駄目だ。表に出しても駄目だ。何をやってるんだ!

そんな短い洋服を着せても駄目だ。足が出てるじゃないか!駄目だ!駄目だ!

ちゃんと言うことを聞かせなさい!」

「ラド様……竜神様は、我儘言ったら……」

「あぁ……ルノア……一応、先王陛下なんだよ。長く眠っていてね?あぁ……ルノア、どうぞ!」

「先王陛下、初めまして。竜神様の愛し子です。

……ところで。先ほど私にお祖母上様の名前を呼ぶ許可はしない、番に話をさせるな、表に出すな、足を出すなと、命令……されましたか?

「言うことを聞かせなさい」とは、随分と横柄な言葉だと思いますが……。

先王陛下に教えていただきたいのですが、私より先王陛下の方が立場は上なんですね?

竜神様に確認した方がよろしいですか?

もう一度確認したいのですが?」

「あっ…いえ。竜神様の愛し子様の方が…あぁ…」

フォールは、ルノアから放たれる怒りの、圧倒的で重く息苦しい全力の魔力に結界も間に合わず、一歩下がった。

長く眠っていたとはいえ、本能が「この者を怒らせてはいけない」と警報を鳴らしている。

「はっきりと聞こえるようにお答えくださいませ。

竜神様からは「我儘を言ったらオハギは無し!と言っていい」と私は言われておりますが…大丈夫ですか?」

「いえ…申し訳ございませんでした。

愛し子様の仰られた通り、私の横柄な言葉と態度でした。」

「竜皇国の王族の皆様とは、お互いに名前を呼び、お話をする、もしくは念話で会話をする、家族全員で食事の時間をもつことになりましたの。

ご家族の間で名前呼びや声を聞かせないなど、嫉妬する心の狭さに、神獣の福様が正しましたの。

こちらの洋服も、ラド様が選んで送ってくださったものですが、私の番に何か意見がありますか?

あと、番の獲ってきてくれたものに文句を言うなんて……。

お祖父上様が獲ってきたお肉に、お祖母上様が文句を言われたことは、ありますか?

はっきりお聞きしておきたいのですが?」

「……一度もありません。いつも感謝してくれました。

マスが食べたい、別の物が食べたい、と言われたこともありませんでした。

…大変嫌な思いをマールに…申し訳ございません」

「私ではありませんよね?謝る相手が違いますよ。

誰に謝らなければなりませんか?

あと、タスワンズ湖製作所のオハギは売り物です。

「くれないかな?」とは、どう解釈をすればよろしいでしょうか?

民の作った大事な生活の糧の商品を?

製作所の者達の顔をしっかりと見られましたか?

怖がってはいませんでしたか?

精霊王様には、なんと言われましたか?」

ルノアは、静かに問いかけた。

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