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転生したのでレアアイテム集めたい…えっヒロイン退場してしまいました  作者: 5H


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228/262

228 レオン国王様生誕祭4

「レオン国王様のお祝いに遠路はるばるやってきたのに!この不快な匂いで挨拶も出来ずに帰らせるとはあまりにも我らを馬鹿にしていないか?王城の者は仕事をしているのか?この匂いをなんとかしろ!気持ち悪くて仕方がないわ!」下段からの大声に皆眉を顰めた。

「あぁ…やはり出たか?期待を裏切らないな…」いい笑顔のレオンが言った。

「よいよい。特別に名乗りを許そう。」

「ありがとうございます。国王様おめでとうございます。コション男爵当主ラールです。従者はなぜこのような状態を放置されているのですか?」

「そうか…おかしいな…コション男爵家当主は前当主の長女プリシェルとなっておるがそなたは誰だ?」

「えっ…私は前当主の弟です。兄が天に還り男爵家を継ぎに戻ったのです。私が当主で間違いないです。」

「そうか…おかしいな…お前の名前は今日の参加者名簿にも名前がない。身分証には平民ラールと名前が書かれており詐欺罪、暴行罪、と沢山の罪を犯してきたのだな…なぜ招待状のない者が入城出来たのか?確認せよ。」

「私はルフォコン公爵家の親戚筋です。公爵様が一緒に入城すればよいと便宜を図ってくださりました。」

「あぁ…調べる手間を省けた。なるほど…」レオンがライの方を見たが黙礼し直ぐにその場を去った。

「弟の私が正当な血筋です。私が継ぐべきだ。」

「そうか…では聞くがラールお前の領地の税金の支払いが滞っているが税金の計算方法は知っているのか?」

「…執事長がやっている。」

「呆れて物も言えないな…長男次男と男だから血筋で統べられる時代など疾うの昔に終わった。犯罪履歴のある者は当主にはなれない。教育も修めていない者が、領主の座に居座るほど軽い座ではない。男女関係なく学園を卒業し当主教育を終えた者で誠実に責任が果たせる者が国王の承認のもとになる領主の座だ。お前は私から承認をされた者ではない。勝手に当主と名乗り大丈夫か?犯罪者を王の前に立たせたルフォコン公爵家は大丈夫だと思うか?国には法律があり秩序があり責任がある。秩序への明白な反逆罪であるが…それを承知で王の前で当主と偽り、領地を掠め取ろうとした事は問題ないと思うか?わかりやすく説明したがわからなかったのか?答えよ。」

「……あぁ…申し訳…ございませんでした…」頭を下げ膝をついた。

「ルフォコン公爵家の責任も重い。自身の罪を悔い改めよ!連れて行け!」

近衛騎士が直ぐに取り押さえ両脇を抱え退場した。

その場にいた者達は今までの国王様であれば激昂しその場で厳しい処罰を言い渡し終わっていた。

今回は全く違った。王妃様の隣で冷静に対処し相手の非を引き出しルフォコン公爵家を処罰する正当な大義名分ができた。シルバーライオンの国威発揚の兆しとされるのは番の存在が重要なのだと…耳長兎などと侮って来たが真の導き者はシルバーライオンの傲慢さを戒める王妃様しかいないのだ。勤勉で誠実な者が番であるからこそ今この国は荒れず民は飢えず沢山の恩恵があるのだ。国が栄えているのは王妃様が正しい獣人だからだとようやく皆が理解した。


その日のうちにコション男爵家からプリシェルが救出されラールの妻と子供二人も収監された。平民が貴族になど…どれほどの罪になるか、無知とは恐ろしいものだと新聞を見て民は思った。

ルフォコン公爵家については現在調査中!次号に乞うご期待!と書かれていた。



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