223 ルグランノール辺境へ魔獣討伐遠征
竜皇国ではルディノールが大笑いをしていた。
「やはりやられたな…ライ一人に相変わらずか…黒蛇族もロアの出番もなし…
隠密一から四部隊全員降格だな。母上の妹が治めるルグランノール辺境へ。
魔獣討伐遠征とし隠密に戻るにはシャリス辺境伯から一打取れた者から可能と伝えよ。
魔獣が活発な時期だから領民を守る任務なら大丈夫だろう。今までの賃金分しっかり働いて返してもらう。
辺境の魔道具門で卒院資格の不正発覚した場合はそのまま辺境で収監労働で働いてもらう。
人手不足解消と強くなって性根を入れ替えるにはいい場所だろ?
全員確認しなければ不公平だとアージラン公爵家とカマスリド公爵家それぞれ進言されたからな。
そう皆にも伝えた。今頃ニ家は大変だろうな…不可侵の隠密全ての膿を全部出す。
そろそろ重鎮の不満も溜まってきてるからな…皆用心だな。
魔道具門を通らず入れる調理場の業者専用出入口。
あと竜舎の森近くの業者専用出入口は業者の通行証も変更されていないように見える通行証だから…
もし異常が感知されたら、サラ追跡映像を魔道具で確認をお願いするな。
もし集団で同時に中央突破となった場合は、入城規則違反で収監移転されるから。
取りこぼしの確認と安全第一で頼む。」
静かに頷いた。今までは本当に移転しながら追跡して行ったが…。
今はヴァリアード様の追跡魔道具映像を魔塔で確認するだけとなりサラ達の負担が減った。
精霊魔法を使用しなくても念話のイヤーカフを全員分作ってくださった。
ルノア様が私達の仕事の負担軽減をいつも考えてくれることが嬉しかった。
隠密の代表となった者がルディノールの執務室の入室の許可を取った。
「殿下…なんで俺代表なんですか?五から九部隊もいきなり昇格で?
冒険者引退して王城職員安泰だと試験受けたのに…」
「試験に合格できる優秀な者を採用したからだよ。
長男が跡取りの考えでたくさんの優秀な者が平民になって竜皇国を陰で支えてくれていたからだ。
番婚をする。そしてまた優秀な者が生まれて血の濃さを心配する必要がなくなる。
男女関係なく優秀な者が家を継ぐ。ずっと推奨してきたことだ。」
「あぁ…純血竜人至上主義…血が濃くなりすぎて…番婚を守ってきた家は全く問題がないから…
爵位より竜人でなくても優秀で責任を果たせる者が導いていく竜皇国…
本当に殿下は学生時代からの考えを変えていなかったのですね…
優秀と言っていただけたこの機会を…機会すら与えられなかった私達が必ず結果を出します。ありがとうございます。」右手掌を左胸に当て深く頭を下げた。
「時間がかかった。皆腐らず強き者として自らの責任を果たしてくれてありがとう。
一から四は任務失敗で降格。魔獣討伐と北辺境伯から一打取れれば復帰だ。
これからもよろしく頼む。」
「あぁ…絶対復帰無理ですね…あと確認なんですが…業者の二つの出入口は魔道具門ありませんが大丈夫なんですか?一応何人か自主的についてますが?」
「あぁ…さすがだな。追跡報告書だけ欲しい。小人数の場合は通してもらってかまわない。
大人数の中央突破となった場合はどうなるか?
相手に見つかって攻撃を受けた場合のみ反撃を。
出来たら戦わずよく見て改善が必要なら教えてくれ。」
「畏まりました。」




