220 竜皇国王位継承権候補者
ラルフがロア達に真剣な表情で言った。
「三兄弟を学院を卒院できるように正しく鍛えて下さい。
三兄弟の礼儀作法や、学習や、魔術や、体術は、全てルディノール様の指示通りの学習やり直し計画となっております。
契約書にも書いてありますが三兄弟には伝えないようにお願いします。
竜皇国の王位継承権候補者達ですので…学習は本気を出されて順調です。
魔術は毎日魔力切れ就寝と体術は筋力が眠っている状態なので…
竜皇国王様からも本気で頼むと言われています。
弱ければ誘拐され素材として売買される危険が…古竜種の迷信が未だにあります。
本当に危険なのだと教えて下さい。
一部欠損でも尊厳よりも帰還を考えての行動を徹底的に教え込んで欲しいと言われています。
あと竜皇国を離れると竜皇国侵攻を諦めていない他国も三兄弟に接触してくるだろうと…
甘言で踊らされないように現実を知ってほしいそうです。
前回の竜皇国侵攻をヴァリアード様の特殊魔法で、竜皇国王様の記憶映像をしっかりと見せる予定です。
なかなか難しい課題ですが…育て直しに世界の恒久平和の実現の為に協力してください。
此方が竜皇国王様からのお手紙です。
お渡しはできませんが皆に見せてほしいと頼まれております。」
皆が回し読みをして驚いた顔をしていた。
竜皇国言語ではなく東大陸の言語で大変丁寧な文字で手紙が書かれていたからだ。
竜皇国王様としての言葉ではなく、孫の未来と世界を心配する祖父の顔があった。
「あぁ…確かに愚か者が竜皇国国王となれば…世界は終わる。
強者の責任を竜皇国は不干渉と言いながらも果たして下さっていることは重々わかっております。
リオンブラン王国王と王太子にもしっかりと伝えておきます。
ただ…申し訳ありませんが私達家族はルルが大事です。
ルルの成人までにサンセール殿が変わらなかった場合は、サンセール殿にとって運命の番であっても私達は王族ですから。
戦いの勝者を婿入りさせます。それだけは譲れませんので…
成人するまでの間しっかりとリオンブラン王国に婿入りして貰えるように、サンセール殿を含め三兄弟を鍛えることを全力で協力いたします。」真剣な返答だった。




