219 竜皇国隠密の実力
今日はマクアリール公爵家にリオンブラン王国から警護の者が来ると聞いて執務室でラルフは待っていた。入室許可のノックで黒装束での男達が入室した。
王国の紋章が金糸で入った衣装に、筋肉質な大きな体格、金色尻毛を靡かせて男性が入ってきた。
「公爵様本当にありがとうございました。」ロアとライが深々と頭を下げた。
「父上も母上も顔色も良くなり、少しだけ番の腕輪が見えるようになりました。
ルルも私達も安堵し泣きました。サラ達もお変わりなくですか?
警護で来ました。私ロアとライと隠密の黒蛇族のノワールルセポン侯爵家四男リキです。
リキはルルの執事でもあり子供が生まれた場合の教育係兼護衛でもあります。代々守って貰っています。誘拐のあと辞職を王族全員で引き止めました。
あと何名かはもう把握されていると思いますが…
隠密は我が国との魔法契約書がありますので…よろしくお願いします。
私達三兄弟は下の名前で呼んでください。」
「あぁ…私のこともラルフとジュニアにも伝えてください。お手柔らかに頼む。
魔法契約書を確認させて貰っても?」
ルノアの愛し子やクローとの番の件の契約書とルル姫が番だと今は話さない契約書と、竜皇国との契約書を何枚かを執事長が預かり確認が済んだ。
「あちらの隠密とは?」
「あぁ挨拶済です。驚かれましたよ。父上の言った通りだったので変わらないんだなと…
こちらから見直しの必要性をルディノール殿下にもお伝えいたします。
獣人は嗅覚が竜人より優秀なので…認められないんですよね竜人至上主義だから…
未だに獣人を馬鹿にしてるんだな…といい交流となりました。
流石に体力的には獣人は劣るので徹底的に強化して何処まで通用するか?試させてもらいました。
此方は負傷者なしですのでご安心下さい。
竜皇国の隠密の皆様には真摯な謝罪と今後の態度を改めるとお約束いただきましたよ。
礼儀正しい竜人達で本当に良かった。身体的にはルルを安心して任せられそうです。」
いい笑顔のロアにラルフは深い溜め息と頭を抱えた。
「全然安心できないけど…まぁ不干渉ですからね…何人倒したの?いや…やめとくよ。」苦笑いだ。
「私はまだライに負けたことがないのですが…ライが一人で倒しましたよ。
リキがその後に控えていたのに…そしたら影からわらわらとたくさん出てこられて…
ライの鼻歌が聞こえてきて楽しそうでしたよ。私はこの後竜皇国の三兄弟にご挨拶に行くので…
凄く楽しみにしてます。ルルの腰を触ろうとした奴は許さないつもりです」黒い笑顔だった。




