215 精霊王様のイヤーカフ
精霊王様が続けて話した。「ルノア…ありがとう。でも福のいうことをよく聞いて…いいね。福は神獣だからわかってしまうんだ…だから同情しない 肯定しない 否定しない 難しいから干渉しない距離感は大事だ。斧を持っていれば結界があってもクロリナラドも福もサラ達も警戒する。いいね。優しい気持ちが時には駄目なときもあることを…」
あぁ…サライがジト目だ。怒られる案件?「前には出なかったので良しとしますよ。ルノア様。ここを狙う者が出てくると思いますから…みな心地の良い場所に住みたいですからね色々な種族がいますから…」
「はい。いつも皆ありがとう。精霊王様もご心配を申し訳ございません。ラド様一緒にイヤーカフお願いできますか?」
「あぁ…手を繋ごう。」
「精霊王様の心身の安定と癒し 体力気力精霊力強化 聖域自己浄化力強化 聖域結界力強化 親愛なる気持ちを最大限に 至高濃緑に大樹の形の神水魔石をつけて」
大樹の根が地深く湖に繋がり森と湖が一体となって土地を支えている姿を表現した。地深く張った大樹の根がそのまま美しい同心円の波紋を美しく刻めた。
そっと香木の布の上にイヤーカフを置いた。サライが精霊王様に渡した。
「ああ…なんと美しい気持ちのこもった贈り物だ。私の健康が心配なのだな…皆の為に私も頑張るとするか…ありがとう。クロリナラドもいつも優しい気持ちをありがとう。福頼んだよ。」湖の湖水が又一層に澄んだ気がした。
「あぁ…ルノア様。湖が強い意思を持ったような…結界を保つ力を得たようです。ありがとうございます。皆喜んでおります。」
クロリナラドとルノアの殆どの魔力を使った為福が直ぐに二人を抱きしめ包みこんだ。
「福様すみません。あまりにも浄化と結界が必要な状態だったので…ありがとうございます。」
「うん。大丈夫。クロリナラド わかっていたからね。二人で昼寝をした方が良さそうだね。ルノアはもう気持ち良さそうに眠ってるよ。クロリナラドたのんでもいいかな?」
静かにルノアを抱き上げた。
「サライ。すまないが少しここで昼寝をさせてもらっても大丈夫かな?」
「はい。ではこのままお休み下さい。結界も強化されましたので誰も近寄れないのでご安心下さい。」
二時間程して自然と目が覚めた。タスワンズ湖からも自然の力を沢山貰った感じがする。
ラド様もスッキリした表情だ。「肌寒くなる前に帰ろうか?一緒の家に帰れるなんて…なんか嬉しいな」
「はい。私もです。」二人で手を繋いで移転で帰った。




