211 ルルの意思表明
「いいえ。ルルは赤ちゃんではございません。竜皇国第三王子サンセール様から運命の番と言われましたよ。ただお母様が忘却と消臭をかけて記憶は消しましたが…素質はありましたが恵まれた環境の中怠惰だったようです。本人の努力で記憶はいつ戻るか戻らないかは未定です。私も王族の一員として勉強したいです。許可をいただかなくても行きますから邪魔したら二度と話をしません。私が安全な学生生活が送れるように整えてくださいませ。お願いします」
「はっ?何いってるの?ルルの番がルディノールの三男?香水…まだつけてる奴いたの?礼儀学んでないな…精霊様も信じてないかもなぁ…よし!弱いうちに!…ロア!ライ!ジュニアは王太子だからバレたら不味いから不参加な!作戦考えろロア!得意だろ?最悪竜皇国に連れて行かれるぞ!」
「…はぁ…お父様お兄様達よく考えて下さい。運よく竜人の素質を開花させたら…リオンブラン王国に初めての竜皇国の王族の婿入りですよ?私国外に出ませんからね…三男ですから候補にはなりますよね?国内では私の夫として戦い続けられる者がいなくて婚約者がいない現状ですよ。鍛錬させたらどうですか?国益になります。私はまだ番がわかりませんから成人するまでにもっと私自身も強くなりたい。自分も民も守れる王族になりたいのです。ヨーリアン帝国の留学は絶対です。ジュニアお兄様どうですか?」
「うぅ…ルルが…嫌だ…でも確かに…そうだな…留学も嫌だけど…私は応援する。ルルが滞在するヨーリアン帝国の安全確保が先だ。父上も弟達も冷静に。アキとサキが付くなら大丈夫だろう?それよりもサンセールに密偵だな…向こうも付いてるだろうけど竜皇国の実力を見せてもらおう。先に竜皇国に連絡を。サンセールに密偵と安全の為に魔道具使用の許可を取る。ロアの魔道具でいいのがあったよな?試してみなよ。何処まで通用するかで検討する。どうだ?ロア?」
「…隠密の魔道具?あれ不味いでしょ…最悪負けて取られたら技術が…でも自動返還と隠避つけたら…試すだけにします。母上の視線が怖いです。母上とルルの安全のためですよ。私は誠実にやってきてるでしょ?なんですがその視線は…私を信じて下さい。これでも父上のお願いは全部却下してきたんですからね。」慌てた態度にマリアとルルは疑いのジト目だ。




