210 ルセポンブラン侯爵家次男カイムとレイ
執務室にルセポンブラン侯爵家次男カイムとその妻レイが立っていた。
二人は長く王族の身の回りを世話と管理をする仕事を代々引き継がれてきた家柄で以前は執事長と侍女長をしていた。
レオンの執着が激しくレイの匂いを嫌がり退職しその後すぐに後ろ盾も降りた。
「あぁ…レイ…戻ってきてくれたのね…」マリアは涙目だ。
「王妃様…私共の寝室に毎朝毎夜移転で来られて…大変な迷惑行為にシルバーライオンに結界も意味がなく…魔力解放を繰り返し嫌がらせを沢山されました。」カイムの眉間の皺が酷い…マリアはすぐに謝罪した。
「あぁ…ごめんなさいね。レオン!貴方…何やってるんですが!どうしていつもいつもカイムとレイに迷惑ばかりかけるのてすか?」
「信頼出来るのが白蛇しかいなかった。仕方ないだろ…いつも厳しいし褒めてくれないし…レイはマリアにべったりだし…僕より信頼されてるし…」
「当たり前でしょ!いつも側で貴方の尻拭いを三人でしていたんですから厳しくもなります!」
「だから謝ったの!ちゃんと!魔鳥便は追い返されるし手紙は未開封で返ってくるしマリア任せられるのレイしかいないから仕方ないでしょ!だから移転したの!方法ないんだから仕方ないでしょ!根比べなら負けたことないからね!僕は!」自慢顔だ…あぁ
「よろしいのですか?カイム レイ?」
「はい。執事長と侍女長の復帰は辞退させていただきました。執事と侍女として給料二倍で仕事は全部自分でやること。朝は起こされず王妃様より早く起きて朝食と自分で身支度を整えることが条件でございます。二度目はないと申し上げました。」カイムとレイがニッコリと笑った。
「本当にありがとう。」
「マリア様オハギも美味しかったです。お手紙もいつも大事に読ませていただきました。娘二人も飛び級合格いたしましたのでヨーリアン帝国の学院に来年度から通います。ルル様アキとサキもお会いできるの楽しみにしております。」
カイムが続けて話した。「あと…私共の親族が申し訳ありませんでした。全て国王様が正してくださいました。義理の弟が収監され黒豹一族と繋がっておりました。王妃様が心配していた通りとなり同じ蛇族であったのに…執着の恐ろしさを忘れておりました。私共の名誉も回復してくださり国王様に本当に感謝しております。」二人が深々と頭を下げた。
「お前達がマリアとルルとムナを裏切るはずがないだろ…いつも当たり前のようにマリアの側にいて!それよりもルルが飛び級?聞いてないぞ!ヨーリアン帝国の学院?駄目だよ!こんなに可愛いのに!留学なんてまだ早いだろ?十歳は赤ちゃんと同じだぞ!ジュニア ロア ライ駄目だろ?」
皆に同意を求めた。




