204 竜皇国王族の血筋
マリアとルルが部屋に戻り話し合った。
「サラク ラルフ様に時間を取っていただけるか確認してください。そろそろジュニア達が来るでしょうから…一旦国に帰ります。荷物の整理とお土産を準備してください。ルルの学園に全員分のオハギと緑茶を持ち帰りたいと伝えてください。あとリオンブラン王国にも支店を出していただけるとのことでしたから…ラルフ様から国内掌握の為に私に独占販売権をいただきましたから私の作った書類をジュニアに確認させて下さい。ルル聞いてもいいかしら?本当に離れても大丈夫?竜人の運命の番は厄介だと…素質はあるようでしたから…本来の力を正しく鍛えれば他の相手を全てを倒してしまうから…番として長く側にいることになりますよ…面倒な相手に…正しく関係を築かなければ危険な相手です。竜皇国は不干渉な国ですから。ルル自身が強くなりなさい。」
「お母様。本当に番だとはわかりませんでした。とにかくあの香水が気持ち悪くて…番だから強く反対の気持ちが出るのかもしれません。でもあんなに弱くては…素質と恵まれた環境だったのに怠惰だったのですね…今はこのまま離れたいです。お母様の判断が外れたことがないので…私自身も強くならなければいけませんね。努力を続けます。相手が強くなればの話が前提ですが…竜皇国の血筋を我が国に入ればまた国の守りが強くなります。私は国に残りたいので三男であれば条件は満たしています。私の唯一の番となりたいのなら戦い続けなくてはなりませんから…リオンブラン王国では相手が見つからないと思っていたので…これも何かの縁なのかもしれませんね。ただ今の状態では厳しいですし不快感が消えません。」
サラクが話しかけた。「マリア様ルル様のドレスが届きましたので一度確認していただきたいのですが…あと以前ギルドカードを作りたいと話されていましたがどうされますか?」
「あぁ…そうでしたね。それもラルフ様に相談ですね。ルルも私もギルドカードすら作らせてもらえませんでしたが…今後個人資産としてオハギの販売に関して商業ギルドと弁護士ギルドと契約をして帰りたいですね。私とルルで考案したリオンブラン王国の獣人用のドレスやマクアリール公爵家と交わしたドレスの契約もルルと分けますが死後は全てルルに譲りたいと思いますので…」
「お母様…死後の話なんてしないでくださいませ。まだまだお側にいてくださると約束してくださったでしょ?嫌です。」
「いいえ…何があってもおかしくありません。蛇族の執着を忘れてはなりません。毒と呪術は何ともなりませんから…味方につけたかったのに…レオンの執着が仇となりました。関係を再築したいと何度も和解のお手紙を出していますが…とにかくオハギと手紙を駄目でも続けていきます。蛇族には必ず後ろ盾に戻っていただきたいのです。正しい判断のできる唯一信頼の置ける厳しい理解者なのですよ。ルルも必ず後世に伝えていきなさい。知恵を貸してくださったのはいつも蛇族の侍女でしたから…私は今でもとても信頼しているのですよ。」
「お母様…分かりました。とにかくドレスを確認しましょう。」




