195 竜神様の咆哮
福ちゃんが言った。「ルノア。竜神様がね…俺も欲しいイヤーカフ!!って拗ねてる。精霊王様にも作ってあげて。エルフのフルエフィスと番のエリがつけてて欲しいって言ってるから」
「わかりました。ではタスワンズ湖でラド様と遊びに行ってその時に精霊王様にお会いしてその場で作りますね。ラド様も良いですか?では竜神様は何をおつけしたらいいかな…デザイン重視かな…どうですか?ラド様」
「いやルノアのつけたいものが一番だよ。今日お会いした時に感じたものでいいんじゃないかな?」
「ラド様も一緒に魔力を合わせましょう。福ちゃんも少し魔力使いますから見ててくださいね。」
ルノアはラド様の左手に自分の右掌を置いて眼を瞑った。
「竜神様の心身の安定と癒し 体力気力神通力強化 愛し子の親愛なる気持ちを最大限に感じられますように至高濃紫に白梟の形の魔石をつけて」
ルノアの魔力が八割無くなりかけた所でクロリナラドが半分をすぐに渡した。
「あぁ可愛い…福の形の魔石なのね…凄い濃い紫色のイヤーカフ…確かにこの瞳だね。かっこいい!竜神様受け取って」福が移転させた。
竜神教会の方向から白銀の竜の稲妻が天空にのび雷鳴が轟いた。
「何事だ!竜神様に何かあったのか?教会内は大丈夫そうだが…」ルディノールが移転してきた。
「あぁ兄上すまないな…知らせてからするべきだったな…竜神様が拗ねたから…今二人でイヤーカフを作って福様に移転してもらったんだ。喜びの咆哮だよ。でも国内の粛正せよ!合図にしてもいいのではないかな…」苦笑いだ。
竜皇国全土に見えていただろう。人々は竜神様の怒りの咆哮だと勝手に恐怖した。喜びの舞を踊って大声でわぁ〜い!とあげた咆哮だとは福も言えなかった。




