194 番の感情の乱れがわかる
竜皇国で三泊の予定がすぐにラド様と王太子夫妻の三兄弟とマクアリール公爵家に帰ることとなりラド様の隣の部屋に戻って来ていた。ラド様の入室許可のノック音がした。
「どうぞラド様お座り下さい。実はラド様には他にも準備していたものがありまして…大丈夫ですか?」
「あぁ…ルノアは優しいな…皆と同じなんだと…少しだけ残念な気持ちになっていたんだ。我儘だろ…私も…」苦笑いだ。
「本当はマクアリール公爵家に三兄弟と帰ることも…大丈夫ですか?」
「あぁ…気がついたかい?感情の乱れも分かるからな…心配してもらえることが嬉しい。でもこれは竜皇国の未来の話になる。父上から退室の際三兄弟の報告書を見せてもらった。三兄弟が私の前にいなくて良かったよ…マクアリール公爵家では遠慮なく鍛えさせてもらう。残念だが学園内の三兄弟の発言は…間違えてはいけない発言だった。」
「お聞きしても?知らなければ大体最悪な状態で他で聞くことになりますから…知っておきたいです。」
「たしかにな…気分の悪くなる話だ。すまないな 三兄弟はカーナリアン王国の公爵令嬢が竜神様の愛し子など混ざり物の竜人だと侮る発言をしていたんだ…ノアが純血竜人ではないことが残念だと全員が発言していた。竜神様の愛し子様を…ありえない。信頼していたんだ本当にあの三人を…だからこそまだ竜人の中では子供だと言われる年齢だから今しなければならない。元々の素養はあったのに…自信過剰で遊んできたのだから…八年は厳しい時間となるだろうね。」と悪い笑顔だ。
「ノアが話し合いのできる家族関係を…と望んでくれなければ王太子妃の苦しみや二人の番の証も少しだけ薄くなっていたことも気がつかなかったんだよ。ありがとうノア。」
サラ達が二人の前にお茶の準備をはじめた。
センベイの魔道具で作ったセンベイにルノアの魔力を最大限に入れたセンベイと魔道具で作った塩とテンサイにルノアの魔力を最大限に入れた塩とテンサイを振りかけたセンベイの二種類を置いた。
「あれ?二種類ともノアの手作り?えっわからないな…でも二番目が凄いノアの魔力量だ。なんだ?」
「二つとも魔道具で作った物に魔力を最大限に入れたんです。二番目は塩とテンサイなので調味料として使ってもらえるように作ってみました。」
「あぁ…食べる際に肉にかける塩か…美味そうだ。凄い魔力量だ…沢山食べなくても満足できるな。これなら俺も作れるな。食べる量が大変と言っていたから魔獣を狩りに行こうと計画してたんだ。」
「こちらはいつも通りの飴と私の作ったテンサイで手作りした飴です。どうですか?」
「あぁ…やはり手作りテンサイでノアが作ったものが一番美味しい。魔力が凄いな。私も作るよ。でも勉強も忙しいから無理はしないでね。塩でもじゅうぶん満足出来るよ。ありがとうノア」




