192 レオン 生まれ変わると誓う
執務室に約束通りに帰ってきたレオンに皆驚いた。
「深刻さがよくわかった。すまないが執務室の従者と執事長と侍女長を呼んでくれ」
すぐに王族の身の回りを世話や仕事の補佐をしている者が集められた。
「皆突然仕事中に集め申し訳ない。そして今までの私の我儘に疲れ果てた者も多いだろう。私は王妃を療養させるまで皆の気苦労がわからなかった。今日から生まれ変わると誓う。信用してもらえるように時間をかけて取り戻していくからすまないが…今まで皆に頼りきりですぐには上手くはできないと思うが努力する。王妃の気持ちを取り戻し必ずまた笑顔を見せてもらえるように約束する。まず決意を聞いてもらいたかった。どうしたらよいか…又教えてくれ。まず王妃の身の回りを整える信頼の置ける優しい侍女と私の仕事の補佐をしてくれる厳しい補佐官をつけてくれ。そしてまず三兄弟が変わりにやってくれている私の仕事を自分でこなせるようにしたい。どうか協力してほしい。」深く頭を下げた。
ジュニアは「ひとまず安心いたしました。母上が面会してくれないのではと心配しておりましたから…」
「…移転で勝手に部屋に入って眠っているマリアを見てたら眠くなって…マリアが癒しの魔法をかけてくれて目が覚めたんだ…不味かったか?」
「…礼儀を何処かに置いてきてしまったのですね…次回はまずラルフ殿に魔鳥便を…他国の国王が勝手に移転で入国したと分かったら最悪戦争になります。まずラルフ殿に間に入っていただいた方が良いです。次回すれば…また会えなくなりますよ。母上は結界を張るでしょうね…間違いなく…」
「………俺は番だぞ…なんで…」
「だからそれが駄目だったんですよ?わかりましたか?他国との調整…ものすごく書類多いんですよ。全て母上がしてましたが…よく寝坊して都合変更をさせていましたよね…母上が夜中までかかって作った書類を貴方は寝坊で簡単に破棄させたんですよ。他国は国内とは違いますし国内も本来お互いの信頼関係でやっているのです。相手がある…相手の立場や都合もある。直してくださいね。二度目は本当は無いんですよ。相手の国や国内の信頼関係は崩れていきます。それを調整していたのが全部母上です。みすぼらしいドレスをきた王妃…愛されていない…だから駄目なんだと…貴方の失敗は王妃が無能だと…どれほど侮られたか…いいですね?沢山の貴方の勝手に振り回されてきたので…一番厳しい補佐官は私ですよ。父上全てやっていただきますからね?いいですね?まずは先程の入国と面会とカーナリアン王国の王様と外相にも謝罪の手紙。こちらが移転の許可証の一式の書類ですよ。本日中です。」
「…色々すまなかった。悪かった…色々と泣きそうだ。」




