191 マリアから拒絶される
レオンは伸ばした手を拒絶され絶望した。全く表情がないマリア…あぁたしかにそうだったな…いつもこの表情だった…全く笑顔がない。いつ笑顔を見せてもらえたか記憶がなかった。私がいつもマリアの近くにいて全てを排除してきた。番だからと全て聞かなかった。その結果がマリアの無表情と離れて快適と言われ手紙は自分勝手な内容を読む気もないと未開封で返されたんだ。私に嫌悪感しかないんだ…もう駄目なのか…本当に駄目なのか…いや笑顔を取り戻せるように考えろ自分!諦めたら終わりなんだ。今は一旦引こう。自分が拒絶され嫌われているとしっかりと理解した。マリアを今世に引き止めているのは自分ではなく子供達なのだと…深刻さを理解した。退室をし執務室に向かった。ラルフが心配顔で待っていた。
「大丈夫か?大丈夫じゃないよな…マリア様は昼間は時々耳長兎になってタスワンズ湖で走り回り帰ってきたら沢山の食事をして眠る生活だ…しっかりと結界を張っているから環境は安全だ。ただ今ルノアの番もいるし、竜皇国からルディノール様のお子様三兄弟を訳あって預かっている。この後ジュニア達もルル姫に会いに来るだろう…すまないが子供達が竜人至上主義だ。竜皇王様からは礼儀を正しく教えて貰ってかまわないと言われているが…目をつぶってもらいたい。」
「あぁ…なるぼどな。学院の入学時の状態になるのだな…遠慮なくさせてもらう。ただマリアに関しては今の俺には何も言える立場ではない。こちらこそ世話になってすまない。番の腕輪に過信し傲慢な自分に愛想をつかれ拒絶され当然だ。番は俺から離れて心穏やかに過ごせているのだから。国内にいたら狙われていただろう。嫌…本当は強い…マリアは…私がそうであってほしくて閉じ込めていたんだ。シルバーライオンだと偉そうに命令してきた結果だ。ジュニアからシルバーライオンはただの色違いだと言われたよ。流石に堪えた。」苦笑いだ。
「でも諦めては駄目だ。やり直すんだ。時間をかけて。健康な体があって生きているのだからな。真摯に謝罪し誠実に…マリア様の笑顔を取り戻して欲しい。自分の為にも子供達の為にもマリア様の為にも…応援しているからな。」
レオンは移転し帰っていった。




