186 愛し子の御守 イヤーカフ
王妃アリエナが話した。
「リアム……千年前の王太子の決め方に戻すべきだ。早くにそのやり方に戻すべきと自身でそれに気が付き王太子となったルディノールが相応しい。
ルディノールの王太子の立場は正式なもので時期国王はルディノールだ。
私達は竜皇国の国王夫妻として650年の勤めと責任を果たす。
そしてルディノールとユキノアにも650年の責任がある。
まだ沢山の時間があるから孫達がここで駄目になるか奮起するかは本人の資質だ。何ともならない。
時間をかけ見守るしかない。ユキノアやルノアも遠慮なく話して欲しい。」
「お義母様……ありがとうございます。私だけでは子供達の悪い環境を変えることも諭すことも整えることもできませんでした。
私の失敗です。何度もルーノには話しましたが受け入れては貰えず心が離れかけた時もありました。
ルノア様のおかげで事の重大さを共有でき肩の荷がおりました。今の三人には竜皇国を任せられる実力も謙虚さも民の命を守る責任の重大さも分かっておりません。
時間はありますが……見守るつもりです。私もルディノールの意見に同意しております。
650年の勤めは竜神様に誓いましたので誠実に全ういたします。」
「私もラド様に全て同意いたします。私に与えられた竜神様の愛し子としての仕事と勉強に集中いたします。
先程ラド様と福ちゃんとも話したのですが……皆様とヴァリアード叔父様、父ラルフとサラが代表して共通のイヤーカフをお作りいたしました。
どうか愛し子の御守りとしてお付けください。
全ての魔術魔法と精霊魔法の悪意呪術言霊の心身体の防御結界、健康に特化した解毒回復と魔力強化補助と念話通話と映像記録をおつけしました。」
魔空間から出しクロリナラドが全員に手渡した。
そのイヤーカフには竜神様の加護とクロリナラドとルノアの魔力を合わせた計測出来ない魔石がついていた。
「念話通話……映像記録……とは?」
リアムが聞いた。
クロリナラドが答えた。「頭に思い浮かべた者に繋がって念話みたいに遠距離でも話せたり見たままを映像という記録を残す機能なんだけど……ヴァリアードが特殊魔法で映像記録を開発して……ルノアが其処に念話をつけたんだよ。凄いだろ。番同士でもなかなか会えない遠距離だから……気軽に話せたらってルノアが考えてくれたんだ。
勿論夜遅くとかは駄目だから節度をもって使ってる。慣れると本当楽だから……頑張って使いこなしてな。
喧嘩して拒否が相手にも出来るし対応出来ないときは終了待機など自分の使いやすい言葉で慣れて練習してみてくれ。
自身が仮に魔力封じをされても……このイヤーカフの魔力が切れることはなく自身の魔力タンクとなっている。
眠っている時に勝手に少し魔力を補充する仕組みで私とノアで考えた。
番以外は取外しはできないが……出来たら竜神様の加護が付いてるから外さないでいてくれると嬉しい。
鑑定してもらうと分かるけど……愛し子の贈り物としか表示されない。素材や複写も盗みも物資移動とか特殊魔法もできない機能もついているから……慣れて使いこなして自身も番も国を守って欲しい。
万が一盗まれた場合は登録者以外が触ると直ぐに分かるようになっているから……よろしく頼む。」
其々が練習しすぐにイヤーカフでお互いを呼びかけ応答の練習をした。




