179 竜神様に預ける魔石
「おぉ…久しぶりだ。ルノア クロリナラド。まず座れ。」竜神様がニコニコしながら話しかけた。天空に浮く雲のソファに二人で座った。福ちゃんも大きなサイズになった。
「あぁ…久しぶりに羽根が伸ばせた。」大きな羽根を広げバサバサと羽ばたかせた。
ルノアは見た目ほど沈まないのだなとポフポフとお尻で弾ませて遊んでしまった。
微笑ましい顔でルノアを見つめる二人に「あぁ…すみません。気持ち良さそうだったのでつい…」ルノアが恥ずかしそうに笑った。
「怒ったなぁ…福 クロリナラド。仕方あるまい勘違いをする者はどの時代にも必ずいる。ルディノールが粛正する。政には向かない二人だから任せておきなさい。でルノアその大きな荷物は?我のものか?」
「はい。お待たせいたしました。サラ達には毎日多目におやつは持たせてはいましたが…竜神様は沢山食べても本当に大丈夫なのですね?神様なので大丈夫だと思うのですが…やはり心配です。」
サライがさっとお茶菓子と緑茶を置いた。
「大丈夫だ。ありがとう。おぉ…タスワンズ湖オハギか…確かに竜皇国の手作りオハギも美味いが…タスワンズ湖オハギだな…此方を一度食べれば物足りなさを感じるな。ナインも相変わらずいい仕事だ。あと魔石も預かる分がかなり多いが大丈夫なのか?」
「はい。ルノアと話したのですが…寝る前に毎日作って眠れば翌日には魔力は回復します。特に二人で隣同士の部屋で眠れば回復は早いので…竜皇国であれば国王夫妻も兄上もいますので毎月竜皇国に来た時に多目に在庫を増やしていくつもりです。竜神様にも先にお預け致します。」
「そうだな…多目にあって困らないし不足は心配だな…よくわかった。今日は竜皇国に泊まらず直ぐにマクアリール公爵家に二人で帰りなさい。福も気をつけてな。あと天候が悪い時は魔石作りはやめなさい。警護の隙がでやすい…竜皇国はこれから粛正がはじまる。クロリナラドは暫く竜皇国を離れルノアのそばにいなさい。サライ頼めるかい?リアムとルディノールとラルフとヴァリアードにも伝えておくれ。何も無ければ無いでいい。ただ備えは大事だったな…私も忘れてはならないな。」




