178 竜神教会クロリナラドの怒り
ルノアは久しぶりに竜神様の部屋前にラド様と立っていた。先程教会の入口で神官が不意に近付きルノアに急に話しかけクロリナラドと福ちゃんが激怒した。
「竜神様の信託を理解できないものが教会内にいるようだ。私達に言霊は効かない。あぁアンエーグル公爵家の者か…皇族に婚約の申込みなどありえない。畏れ多くも愛し子様に言霊を使うなど…」福ちゃんがルノアを翼で覆い隠しその場でクロリナラドが自身の魔力を解放をした為教会内の神官や神官長が畏怖と恐怖と服従の姿勢を取った。
二人を警護をしていた竜人達も皆顔色が悪く立っているのも辛そうだった。王城からルディノールが慌てて移転してきた。
「何事だ?誰だ?この状態を招いた者は?」すぐに警護の竜人が状況説明を伝えた。「あぁなるほど…理解した。クロリナラド 後は任せて…どうぞ愛し子様。竜神様がお待ちです。」
ルディノールが伝えた。「残念だ…もう竜神様のお声は聞けないだろう。サラ二来てくれ。すまないが選別してもらえるかい?」
サラニが移転で現れ頷いた。そっと香木の布で作った侍女衣装で近づくとその場にいた警護の中の竜人や神官長含め神官が口をおさえた。サラニが首を横に振った。そのまま警護の竜人の中で大丈夫な者達が口を押さえた警護の竜人を収監移転させた。教会内を移転しながら収監と保護を繰り返した。
「竜皇国も…サラ達の負担が増えてしまい申し訳ない。総出で竜皇国の王城と教会と貴族図に基づく不正や横領の確認をお願いしても良いだろうか?また同じ失敗をするわけにはいかない。前回からまだ年数も経っていない…感覚の違いか…やはり私達が長寿だからか…ユキノアの言った通りになった。早目に対処しなければ…怒らない人が怒る時が一番怖いからな…」ルディノールが呟いた。




