176 オハギ魔道具の完成
ルノアは勉強が終わった後次回面会時の竜神様とラド様へのオヤツ作りで調理場にいた。福ちゃんとサラ達とも相談しながらラド様とお互いの魔力安定の為に何が一番効率的?試験的なオヤツや調味料も何点か魔道具で作り手伝ってもらった。
まだまだ調理技術が足らず飴ばかりになってしまうので…調理を見ながら書籍を見ながら試作を作っていった。勿論竜神様への大量のオヤツも皆の無理のない量を渡すことは決めていた。
魔道具での新作おやつもできあがっていたので、その試作品にルノアの魔力を込めたものを作成した。明日にはラド様に会えると楽しみながらゆっくりと準備を整えた。
ルノアは知らなかったが時々ドワーフのナインも移転で調理場に現れ料理長について毎日のおやつ作りやオハギ作りを観察して帰っていった。
ラルフにも来週中にはオハギの何個かの工程を分けた魔道具を引き渡せると返事がきた。調理方法や調理時間や手さばきの感覚の共有に苦慮していると話を聞いた。天候や温度や水分量や食材の明確な数字化を繰り返して計測をしていたそうだ。
「俺の家でオハギを作ってみたが…やはりマクアリール公爵家の物が当たり前だが美味しい…でも嫁の機嫌がものすごくいい。俺の物を出すと喜ぶのは番だけだと気がついた。」ナインは苦笑いだ。
だがやはり職人気質のナインの魔道具は凄かった。オハギのアズキアンが出来上がり産地で違う真っ黒豆やテンサイのサトウ代わりやモチゴメの水分量を魔道具で正確に数字化した。ラルフに話していたイメージ通りの魔道具が完成した。
ナインがラルフに言った。「できたら今ある支店の作りたてと競争しない商品として売れたらいいと思った。機械製作のオハギはタスワンズ湖近くに集中させて世界中に商品を移転させる方がいいと思う。タスワンズ湖オハギとして他にはない自然や魔力の強さ妖精様や精霊様たちの喜びが満ちている場所だから…他には絶対にない効力が勝手につく?ついてしまう?感じなんだ。だから機械製作でも手作り製作との違いも楽しめると思う。竜皇国で機械製作をしても地の力の強いタスワンズ湖オハギを竜人達は絶対選ぶと思う。他の種族であれば何処でも竜皇国でも手作りオハギが美味しいから…精霊王様に相談してどこに製作所を作って良いかも聞くといい。」ラルフも試作品のタスワンズ湖オハギと竜皇国の手作りオハギを食べ比べたがナインの言った通りだった。タスワンズ湖オハギでないと満足できなかった。ただ人族や滞在中の獣人の王妃様達は手作りの方が食感ともっちり感が好きとのこと。タスワンズ湖オハギも魔力回復は感じるが元々魔力消費が少なく体力がある為か効果はあまりわからないとのことだった。子供達や大人達の感じ方の違いなど検証していくことにし、まずは竜皇国の全く足らなかったオハギはタスワンズ湖オハギとして竜皇国だけに販売していくことにした。試作品を次回のルノアの竜神様の面会時にあわせ作り王族の方や竜人や違う種族の方たちに幅広く試食してもらい検証することにした。




