175 ルルの飛び級試験
マクアリール公爵家の一室でルルの飛び級試験が行われていた。東大陸のリオンブラン王国の魔術学園長と担当教師が飛び級試験用紙を持ち移転してこられた。
ルルの飛び級試験の魔術披露は前回の学園での課題提出の「移転」で飛び級試験資格と卒園資格は取得できていた為筆記試験のみとなった。その場で採点され無事に合格できた。
「満点合格です。大変素晴らしい成績です。おめでとうございます。」
「ありがとうございました。先生がいつもわかりやすい説明で皆と復習したり大変楽しい学園生活でした。ヨーリアン帝国に留学したいと思っております。遠くまで移転で来ていただきありがとうございました。」
「学園長先生。国王様には内緒の飛び級受験でして…申し訳ありませんがヨーリアン帝国の学院の入学手続きを進めていただけませんでしょうか?」王妃が頼んだ。
「あぁ…そうでしたか…手続きはできますからこちらでしておきますね。後マクアリール公爵家に転送していただくようにお伝えしておきます。ルル様は一度も帰らず留学されますとまた噂になってもいけませんので…王妃様から言われていた通りに学園では公務と飛び級試験準備として伝えてあります。帰りましたら満点合格を発表させていただきますね。学友の皆様の為にも一度だけ学園の方にお越しください。よろしくお願いいたします。この度は誠におめでとうございます。」笑顔で帰られた。
「お母様。大丈夫ですか?お父様とお兄様達が何を言ってくるか少し心配です。勿論その意見をきくことはしませんが…」
「そうですね。国内が落ち着きますから…貴族の数が半分程減ります。そうなるとかなり仕事量の負担が増えますからね。私は執務補佐官をやめます。自分でやるか人を増やすかジュニアに頼むかになるでしょうから…私も少し考えがあります。子供達に迷惑をかけないようにレオンを育て直すつもりです。まだまだルルの近くに元気でいたいからお母様も対話をしてみます。」にっこりと笑った。




