170 リオンブラン王国ルル王女
「ルルの体調はもう大丈夫だとは思うんだけど…どう?」
「うん。全然痛みもないよ。しっかり食べて眠れば体が楽になった。王城では侍女が変わることが多くて…ムナがいつも休めなくて…色々と神経も使ったし其処を狙われたしね。今回はじめて魔力封じをされて…何もできなくて悔しかった。せめてもう少し筋力があったらって後悔した。」
「私も結界で心配は無いとは思うんだけど…何か自分でと考えると今家公爵家の中を一階から三階まで歩き回って筋力運動してる。武器もと考えたけど人を殺めるかと怖くて…今はこれ位しか思いつかないから。もちろん魔術で身体強化は出来るけど…封じられたら怖い。最低限逃げる脚力はつけようかと…ルルも一緒にする?話しながら早歩きもいいとサラクに聞いたんだ。」
「防衛術とか武術とかも魔術使わない種族も国にはいるから…お兄様達は教えて貰えたけど…父と兄達が怪我したらって駄目といわれてね。私何も出来ない大人になりたくない。頼りないけど…私も民を守るライオン王族なんだよ…自分のことを自分で決めたい。私は国に役立つ勉強もしたいし獣人の世界的地位も向上させたい。差別もなくしたい。国にいたら…環境を変えたい。お母様ムナいいかな?飛び級挑戦したい。」
「ルル。良いかもしれませんね。受けてみたらどうですか?お母様も歩こうかしら…健康的な筋肉や体力なんて考えたことも無かった。食事をしっかりとって眠らなければ…自分の健康も考えていなかったわ。確かに国にいたら私もルルも何もさせてはもらえないわね。息子達もルルから少し離れた方が良いかも。学園長に魔鳥便を出しますね。とにかく相談してみましょう。」その場で魔鳥便をだした。
学園長から返信があり、誘拐の件も含め秘匿案件となっている為学園復帰も問題がないと返信がきた。ただ今後を踏まえ優秀なルル様の学院留学をお手伝いできるならと学園外で飛び級試験の派遣も構わない。早ければ今週末の授業がない午後で公爵家に試験官をつれ伺うことを調整可能と書いてあった。又直ぐに魔鳥便を送り今週末で試験を受けたいと返事を出した。
「ルル。とにかく頑張りなさい。合格したらその後の事はお母様に任せてもらえる?」とにっこりと笑った。
ルルはムナとサラ達に勉強の復習をお願いしようと気持ちを引き締めた。
ルノアもルルと新しい学院生活が出来るといいなと思った。




