168 ムナの再会
応接室でムナとムナの両親と兄が抱き合って再会を喜んだ。ムナの両親は王城で執事長と侍女長をしており、ムナはルルの侍女兼警護兼教育係として働いていた。療養中の二人と同じくマクアリール公爵家に滞在することになった。
「イマルさん。飛び込みの私を雇ってくださり本当にありがとうございました。仕事を途中で退職することとなり申し訳ございません。このご恩は忘れません。」ムナの両親も兄も頭を深く下げた。
兄が誘拐の状況や何処に到着したかをラルフと位置を確認しながら報告書をまとめてレオンの執務室に魔鳥便で送った。そして執事長からマリア宛にレオンからの厚い手紙を貰った。また後日ゆっくりとマクアリール公爵家に会いに来る約束をして移転で帰っていった。
サラが言った。「実は王妃様の一人で着られるドレスが素晴らしくて…こちらの権利をマクアリール公爵家で買いました。できたら作ってもらえないかと…サライから先週ヒマルの独立をイマルから相談を受けていたと聞きました。別ブランドとしてヒマルに独立をと考えましたがどうでしょうか?
あと香木の新商品の布で王妃様とルル様のお二人にドレスを公爵家から衣装飾店の営業としてお渡したいのです。どんな獣人方でも作成できると技術の高さも紹介したいのでそれもお願いしたくて…」
「ありがとうございます。ヒマルの独立まで…やりたかったことだと思うので一応王妃様のドレスを確認させていただいて店の者と相談と確認してから返答させていただきます。新商品の香木の布をお持ちいたしましたので是非ゆっくりお選びくださいませ。」
其処から五人で相談しながら布を見ていった。
「いつもでしたらレオンの青色ばかりで…あぁこの薄い水色が素敵…ここに淡い薄緑マクアリール公爵領の森と湖のイメージが癒されます。ルルも好きな色を選んで…自由に選びましょうね。」
「たしかにお母様には優しい可愛らしい色も似合いますね。淡い暗い桃色もマーメイドタイプにすればどうですか?小物がこの色が多いですよね?本当は好きな色ではないのですか?お母様。銀色で刺繍を入れても素敵かも!」
「そうでしたね…私の部屋は青色で良かったのに…木の匂いがする方が落ち着くと青色の壁紙から変えたんです…それにあう淡い桃色や若草色に揃えていったので…あぁもうその頃から拒否感が出てきていたのでしょうね…好きな人の色を嫌がるなんて…話し合いをせず伝えなかった私も悪かったんだわ。匂いが嫌だからと王妃が一人でドレスが着れるわけがないと…笑われて平気なのか!と叱責しないといけなかった…」
「お母様…伝えていきましょう。ゆっくり…」




