163 マラド宰相の仕事
ラルフが言った。「マラド殿下こちらまで来ていただいたのに…本当に申し訳ございませんでした。」深く頭を下げた。
「いや…宰相として先に知っておかなければ準備もできない。何処まであの魔法契約書で聞けるのか?先に聞いておいた方が良いと思うがどうだろうか?国王にも伝えて良ければ魔法契約書を預かるが…どうするのが良いか?」
「ヴァリアード様が契約書の管理をしている関係で出来たら高魔力者に限ってお話を進めていきたい気持ちもございます。一度ヴァリアード様と相談してからの魔鳥便でも大丈夫でしょうか?あとヴァリーアード様の記憶魔法の映像についても警護や会議記録など王城の設置できる魔道具と魔鳥便に映像を付ける魔道具も完成しています。カーナリアン王国では魔力の関係で扱える者は学園長先生と王族の方のみとなりそうです。是非導入をご検討下さい。ただ他国の王城でも警護について相談が何件かきております。悪用しないと魔法契約書と王が変わるタイミングでの再考は入れるつもりだそうです。魔鳥便の映像の魔道具は教会の子供達の仕事として公爵領で販売予定です。しかしはじめは販売先は全て公的機関や登録した相手のみとする予定で様子を見ながら問題が出たら改善するを繰り返して悪用がされないように注意しながら我が国の資産技術となっていくといいなと思っております。」
「分かりました。今後国の産業として全国の教会の子供達へと仕事の斡旋が出来れば…のお考えてすね?また父…いえ国王が嘆かれそうです。公爵様が国王だったらどんなに素晴らしい国になったかと…残していただけた書類で十分に理解はしておりますが…私もその一人です。恩を誠実な仕事でお返ししていきます。」
「そんなふうに言っていただけて私も幸せです。マラド殿下だけでなく王太子様も外相様も派閥でなく人柄と能力で後輩達を支援されていますよね?きっと素晴らしい国になっていきます。本当に楽しみです。それではまずマラド殿下にお話しなくてはならないことをお伝えいたします。」二人は其処からゆっくりと話し合いをした。後日ヴァリアードが直接登城し国王夫妻と王太子夫妻と外相と魔法契約書を交わした。




