159 レオン国王は気が付かない
三人で執務室に戻ると腕組みして機嫌の悪そうなレオン国王が待っていた。「なんでお前達からマリアの匂いがするんだ?どうして俺は会えないのに子供達は会えるんだ?なんでなんだ?俺が会えなくて寂しくて夜だってマリアの枕を抱いて泣いたんだぞ。パジャマも探したのに見つからなくて…どうしてなんだ!俺のマリアなのに…子供達が優先なんて…母親のマリアも大好きだが…」拗ねている国王を無視して子供達が其々席に付き仕事をはじめた。
「なぁなんで無視するんだ。何か俺には無いのか?伝言とか…なぁ寂しいのに…」はぁとため息をついてジュニアがいった
「ルルの安全もまだ確保出来ていないので…どう考えても戻せないですよね?城内と国内を安定しなければ戻らないそうです。母上が前国王の遺産に情をかけて間違えたので約束通り安定させてくれとのことです。レオン国王の頭脳なら簡単でしたねと伝えて下さい。」そう言われましたよ。父上寂しいと泣く前にやることやって下さい。母上は絶対帰ってきませんよ。怒らせてはいけない人を怒らせたのです。反省してちゃんと仕事をして真摯な謝罪をしてください。」
「あぁ…不味い時に移転してきたか?サラさんと手伝いに来たぞ。早くしろ!本気で不味いからな!真剣にやれよ!シルバーライオン!いつ本気を見せるんだ。世話される事にダラダラなライオンに魅力があるのか?大丈夫か?そんな子供達に世話されてたら…あぁ世話してくれる魅力的な人に心がむいちゃうかもなぁ…我が子より仕事が出来ないなんて…レオンジュニア達は魔法契約書にサインする前に王妃様と同じ注意を言ってサインしなかったぞ。王妃様凄く褒めてた。」
「………本当か…俺はダメダメなのか?」
「おい。お前鏡見てみろ!そんなヨレヨレで清潔感もなく風呂にも入ってない汚い男に何処に魅力があるんだ?ラルフを見てみろ!番がいなくなってもいつもビシッと決めててそれゃモテるぞ!死んだエミリア一途だけどな!同じ一途でも世話されて仕事も準備も任して甘えるばっかのライオン何処に需要があるんだ?あ?文句があるならかかってこい!ジュニアがいれば国政もまわる!本当に改めないと不味いんだよ!言ったからな俺は!心配で来たけど仕事しないなら帰るぞ!暇じゃないんだ。俺もサラさんも!」




