154 番の腕輪は解消できるのか?
「ラド様正直に話して下さい。番の解消はできるのですか?できないのですか?」
ほらやっぱりきたよこの質問!クロリナラドは頭を抱えた。
「ルノア前に番が怒って眠りについて毎朝誤ってる竜がいると話したこと覚えてる?」
「はい。でもその後のお話は聞いていませんよね?」
「実はその前の段階でこうなるの…薄くなってしまって気持ちがもう薄い証拠なんだよ。」
「だから面倒くさいことになるから寝てしまうの竜人の番は…獣人の事は分からないけど解消は出来ない…気持ちを取り戻さない限り…でももう離れても平気ですよね?マリア様は。番以外の異性が同じ部屋にいても拒否感がないのも不味い。わかる?ルノア?マラド殿下と二人では会いたくないでしょ?あれと同じ。だからお義父上に頼んだの。番がいる異性でも同じ部屋にいてもなんとも思わないのが不味い。普通なら番にそうされたら悲しむと考えてやめるし退室もするのが普通だから…」
「詳しく説明していただき…ありがとうごさいます。すっきりいたしました。何でだろうなとずっと思っていたので…今朝も隣にレオンがいないのが本当に楽でしたの。仕事もしなくていいし…機嫌を取らなくていいし…居ないことがこんなに楽なんて…私疲れてたんだなと理解出来たんです。ルルに言われるまで番の腕輪が薄くなってるの気が付いてなかったんです。麻痺してたんですね。今まで忙しすぎて…自分のこの気持ちが一番正しかった。知れて良かったです。暫く自由に心に無理なく生活したいと思います。レオンに会いたい気持ちが無いので面会をお断り出来ますか?」
「はい。そのままお伝えします。でもレオン様弱って天に還る可能性もあります。そうなるとマリア様もまた同じです。ルル様を…」
「あぁ…そうですね…ルルごめんなさい。そんな事も気が付かないなんて…」
「福ちゃんラド様…よろしいですか?」
「いいよ。大丈夫ルノアの好きにして。」ラド様は頷いた。
マリア様とルルの瞳を見ながら静かにルノアは言った。
「解毒 浄化 癒し 言霊呪術毒返し 心身体結界 魔術強化」
同じ内容にした。きっと側にいたら…同じ毒に犯されているのだろう。レオン国王様とマリア様の同じ瞳の澄んだ青色が綺麗だなと思った。




