149 誘拐の真相
「大変お見苦しい所を失礼いたしました。」マリアが頭をまた深く深く下げた。
ラルフが言った。「すまないがヴァリー。レオンの補佐にまわってくれ。かなり巧妙に隠されているからサラさんが帰ってきたから二人で頼む。」ヴァリアードが頷いた。
「ただいま戻りました。ユーリス公爵家とハマシス侯爵家で新しく共同出資で設立した商会に全員が帰り見つからなかったと報告しておりました。ただ冒険者は今回はじめて集められたCランクの冒険者で家畜の運送と護衛の仕事で引き受けて中身の確認はしていなかったようです。マクアリール公爵領を通り過ぎる街道で全く物音がしなくなった為生存確認で箱を開けたら動物が飛び出てきたと説明しておりました。獣人が入っているとは知らなかったようです。ですのでクエスト失敗として処理されると話してました。全員の名前と所属はこちらになります。あと今回帯同していた者の責任者がユーリス公爵家の次男です。サライが今ついておりますので証拠書類等を集めて戻ると話しております。」報告書を全てラルフに渡した。
「ご苦労様。サラさんすまないがこの後ヴァリアードについて東大陸リオンブラン王国国王レオンの補佐をお願いできないか?精霊魔法と魔術魔法とかなり巧妙に隠されている。こちらが王妃マリア様だ。」
「サラと共有しておりますので大丈夫です。ルノア様がルル様を見つける事ができて本当に良かったです。侍女精霊でございます。サラとお呼び下さい。」
「申し訳ございません。大変失礼だと思いますが…皆様が同じ顔にしか見えません。状況を全く聞いておりませんので教えていただけますか?」ラルフとサラさんが其々説明しマリア様の額に眉間に皺がよった。
「そうでしたか…本当に申し訳ございませんでした。浅慮な番に大変落胆いたしました。契約書を読まずにサインなど…契約の見直しも本来ありえないお話です。ルノア様に助けていただいたにも関わらず…本当に申し訳ございませんでした。」
ラルフが伝えた。「とにかく今はサラクがついておりますので…ルル様のお顔を見て下さい。レオンに用意した食事とベッドも準備が整っております。浴室も着替えもございますのでゆっくりお過ごしください。こちらでの療養も期間を気にせずに好きなだけ滞在ください。ただ…レオンもかなり屈辱的な伏せと氷水でしたので…其処からすぐに真摯な謝罪でした。娘も…礼儀にはかなり厳しくてですね…本当にすみません。」




