143 悪徳商人?
皆がまた円陣話し合いをはじめ其々の場所に歩いていった。
「愛し子の父ちゃんには新しく出たローブを愛し子とお揃いにした。これは自動調整がついていて太っても痩せても背が高くなっても寒いの暑いの大丈夫!男も女も獣人も人族も何でも変装出来る!洗浄機能もついてる!あと軽さ!愛し子はまだ子供だから歩くの大変。イメージで柄が変わる。何枚も必要なくこれ一枚で大丈夫。ポケットはマジックバッグ付き!このお店の大きさ!あと紛失機能付き!無くしても戻る。高くて誰も買えない!」
「テントも最新型温度調整、調理場、トイレお風呂付きで四部屋あっても外から見たらボロテント!結界と景色と馴染む機能付き!これも一番高くて手が出せない!魔力使いすぎて誰も使えない!」
「こちらの冒険者セットに妖精達が考えて其々必要な物をつけた!要らないかもしれないけど!何かあったら桃の種を撒いて貰えない!」
「洋服はサラ達がうるさいから…すすめられない。だけどローブと靴だけは許して貰った。最新型の靴!靴の上に竜が落ちても大丈夫!丈夫さと軽さがいい!水虫も撃退浄化付き!ローブとお揃いだから同じ機能だよ!一番高い!」
最後に全部妖精の本音がポロリ…二人で笑った。
悪徳商人のような商品説明だったがお父様が言った。
「でもやっぱり妖精様が選んでくださったものが一番。私達の魔力と安全を考えていただいて全部購入しますね。ありがとうございます。」
「ええぇ買うの!びっくり!騙されちゃ駄目だよ。じゃこれはやめとく。時々不味いオヤツが出てくるから…あっこれビックリ箱とこれもおもちゃのやつ…冒険者にはいらない物!ごめんなさい」
やっぱりちゃんと悪戯大好きな妖精だった。
「また遊びにきてくれる?桃の種は全部買って植えてね!僕達は勝手に植えては駄目な約束なの!お願い!本当に本当に待ってるからね!」必死さが可愛くてなるべく早く整えようと思った。
お父様がナインに言った。
「妖精様が選んでくれたものは払う。後桃の種も全部買うから出してくれ。あと育て方はどうだろうか?教えて貰えるか?それとこれは契約書。オハギの魔道具はナインの権利が八割で公爵家が二割で。今後導入で運搬や設置などは私達がやるからその費用で貰う。いいかい?」
「おいおい。貰いすぎた…こっちは家まで新品なのに…正確に半分で頼む。オハギの魔道具だからだ。オハギは公爵家のものだからな。桃は自然豊かで悪意がない所で育つと言われている。公爵家領ならば自然豊かだから普通の桃の木の育て方で大丈夫だ。よろしく頼む。」
二人はサインを終えて挨拶をして馬車まで歩いた。




