134 本を選んでもらう
「何を探してるの?お手伝いしたいの!」「私が先!」
「僕が一番に目があったんだよ。僕だよ。」「愛し子が指名すればいいんだよ。」なるほど…ルノアは考えた。
「皆で相談して三冊選んで下さいませ。刺繍を差したいと思っているので図案集は一冊入れて欲しいです。喧嘩しないで仲良くお願いします」
「分かった。じゃ皆で刺繍の図案集の所に行こう。愛し子もおいで」小さな妖精達が周りを飛びながら
「何でこんな結界なの?肩にも乗れないなんて…竜人め!」
「髪の毛の中に入りたいのに入れない!竜人め!」
「独り占めしたいのは仕方ないよ番だもん許してあげなよ。追い払われたら僕達話せなくなるよ!うまく誤魔化さないと!竜人を!」本音が全部話しちゃう妖精達に笑ってしまった。
刺繍コーナーの前で妖精達が三冊を皆で話し合っている姿はとても可愛かった。「愛し子!名前が花だから花とリーフの図案デザインははずせないと決まった。あとこれがよく売れてる。動物とか伝説の精霊とか剣とか家紋とか全部あるから番が喜ぶと話してた」
「あと一冊は妖精との付き合い方の本。買う人が多いから僕達のこと知ってほしいからこれにした。」
「はい。ではお父様に確認してからにします。ありがとうございます。」
サライがさっと料理長が持たせてくれた焼き菓子を渡してくれた。
「あぁ…愛し子いつもありがとう。皆で喧嘩しないように食べる。約束したからね。またきてね」
お父様は税制の法律の本と音楽の楽譜を選んでいた。お父様は楽器も得意でバイオリンを弾いてお母様が元気な時はピアノを弾いてルノアが拙い歌声で三人で音楽を楽しんだ。
「また一緒に音楽を楽しもう。新譜を見つけたよ。」お父様の嬉しそうな笑顔に癒された。
「お腹が減ってきてしまいました。早いのですが昼食でもいいですか?お父様。」
「私も最近凄くお腹が減るんだよ。元気な証拠だと思いたいんだけど…指輪がね。多分魔力をかなり使っているんだと思う。けど魔力の補填もすぐだから疲れないんだけど…うん沢山働いてる感じだよ」苦笑いのお父様に笑ってしまった。




