133 本妖精
ルノアが店内を歩き始めるとすぐに本妖精が近くを飛び回ってニコニコ笑ってる。「あの妖精様とのお付き合いの方法というか気を付けないといけないことを教えていただけないですか?」
「えっ本妖精見えてたの?あっ精霊王様の祝福か!忘れてた。そうか…妖精は気まぐれだから気を付けて欲しいけど…あぁ多分凄い事になるから自分がされて嫌なことをしなければ大丈夫。常識的なことが違うから慣れていくことが大事かな…ルノアがどう付き合うかを考えながら学んでいくといいよ。先入観をもってほしくないんだ。今はまだ…いいかな?こんな説明でエリは?」
「うん。わかりやすいね。でも精霊界に連れていくことがあるからはじめにそれは駄目と伝えてね。よく誘われるから…精霊王様が会いたいと話してるとか…精霊王様に会いたい者が多いと知って学習していて言うんだけどすぐに忘れちゃうの。帰ってきたら二百年経ってるとか普通にあるから気を付けてね。勿論助けには行くから大丈夫だけど。苦手な感覚の子がいたら同情しない同意しない否定しない…社交と同じかな…相手にしないわけにはいかない時もあるから。お願いすることに対価が必要だと知っていてほしいかな…これなら出来るけどどうかな?とはじめに相手に伝えれば大丈夫なことが多い。何もなければないでいいけどあったら思い出してほしい。大丈夫かなフィー?」
「そうだね。あぁたしかに…さすがエリだ。本妖精は本を選ぶのが好きだからね。こんな本を探してるとか質問するのは大丈夫だよ。沢山あるからゆっくり見てね。欲しいものは本妖精に預けてね。ではまた!」
エリが手を振りながら移転していった。
「お父様あの…大丈夫なんですが?」
「あぁ元々悪意のある者は入れないし信頼関係の上に成り立ってる店なんだ。本妖精が子供達に読み聞かせをする時もあるしね。さぁ見て回ろう。」




