126 ユーリス公爵家とハマシス侯爵家
マクアリール公爵家に届いたマラド殿下からの魔鳥便と、各社新聞を見てラルフはため息をついた。
元々民の関心の高い優秀なハーマイル公爵家の三兄弟は有名人で人気も高かった。
その場にいたヴァリアードが笑っていた。
「クローが何をするか心配なのか?まだ婚約発表時期には早いだろ?
でも放置もしないだろうな…ルノアは?」
「もう二人には知らせたよ。面倒くさいことになる前に報連相は大事だから。でも他家も根底には三分の一領地持ちが不満なんだろうなぁ…。
自然災害の恐ろしさは体験しないとわからないんだな…。
魔術魔法が得意な者は自然は関係ないと思い込んでる。
記事を書いた記者とサラクが全社面談したんだが、ユーリス公爵家と親戚筋のハマシス侯爵家から多額の寄付があったと話してくれた。
家を首になったものがユーリス公爵家とハマシス侯爵家が雇い入れているのは知っていたんだが…。
二家はとにかく人柄が良くないからなぁ。
水路を広げなかったからそれもあるのか?自分達でやれる所は外してるから。
とにかくルノアの我儘とか、重労働勤務とか、賃金未払いとか、色々と捏造して民衆感情を誘導して家を蹴落とす計画だったよ。
記事は全て買い取り捏造した元従業員や、執事達は、弁護士ギルドに連絡して虚偽と侮辱と機密契約違反とで憲兵に通報した。
あとサラが二家についてこれが報告書。
法律の穴をちゃんと理解してやってるから悪質だな。十年前の税制改定から遡り追徴課税で証拠と課税の穴を埋める見直しを国王にも送ったよ。
かなりの家がやってるから、まず二家を公表して徹底的に回収すれば…。
他家も追徴課税者は処罰なしにすればしっかり払うはずだ。国庫も潤うから良かったと話してた。
あと二家の奥方が中心に、違法な獣人を収集してる噂がある。
獣人の子供の誘拐って魔法会議でも出てたよな?」
「あぁシルバーライオンのレオンの所だろ。リオンブラン王国の…。世界中にいるんだな収集家は…。
とにかく知らせるな。疑いがあるだけでも情報が欲しいって話をしてたから。
獣人にしかわからない嗅覚があるって言ってた。
レオンは魔術も別格だし凄いなといつも思うよ。」
「じゃそちらは頼むな。クローがしなくてもいい雑用は私がやるよ。
娘のことだからな。クローの指輪本当怖いな…使い方は慣れたけど…」二人とも苦笑いだ。




