121 水路と街道
マクアリール公爵が宰相在任中から派閥関係なく無償で水路を計画的に整備されていた。
その水路に街道も添うように計画され、民の導線を考えられた道だった。
その領の領民を仕事として雇い生活を支えていた。
その計画図も国を支える公共事業として可能な時期がきたら国が引き継いで欲しいと書いてあった。
「ではすぐに魔鳥便を各ギルドに。まずこの避難先に誘導し民の安全を確保しよう。
前国王夫妻の負の遺産を入札方式で現金に変えていく。
無駄な浪費がなくなったから二年を目処に国の公共事業として引き継いでいくことで返信する。」全員が頷いた。
次にロバートは息子達に届いた書簡を見せた。
「マクアリール公爵から届いたタスワンズ湖とその周辺の魔界の森とよばれる森林地帯を自然保護区とすることの通知書だ。
同時にこの地域を精霊王様の神託で魔術協会と精霊協会から無期限の立ち入り禁止区域の通知書も届いた。カーナリアン王国の三分の一の領地がマクアリール公爵領となり国有地が無くなることを意味している。
此度の国としての処罰だとも思うがどう考える?
無期限の期間だからお前達の率直な意見を聞いておきたい。」
「逆にこれだけでよかったと考えるべきだと思います。
命があっただけでも…通知書があることも命令すれば済む話です。
誠意だと考えます。精霊様と妖精様達の癒しの場所となるなら罪滅ぼしになるのではないのでしょうか?」長男が答え全員が納得した表情だった。
「そうだな…誠実な仕事で感謝の気持ちを返していこう。」と自分と同じ気持ちを聞いてロバートは心から安堵した。




