12 使役ではなく福ちゃんは妹
お父様から執務室に呼ばれた。
「ルノア体調は大丈夫かい?魔空間の重さを感じていないかい?」心配顔だ。
「お父様。はじめの頃は重さを感じたら、魔空間のタスワンズ湖に水流で流していたんです。
今は自動的に調整出来て?いるみたいです。
凄く便利で楽になりました。
魔鳥便の福ちゃんを作って、ヴァリー伯父様に送ったら、又体が楽になりました。
使わないと貯めすぎも駄目みたい。
だから魔石作りなんだなと実感しました。」
「魔鳥便に名前を付けたのかい?名前をつけると契約となって、かなり魔力を取られてしまうから。
殆どの人はその場で作ってその場で消してしまうんだ。
ヴァリー様の魔鳥にも魔力をあげたかい?
お父様にも福ちゃんを見せてもらえるかい?」
「福ちゃん〜!ルノアの所来て〜!福ちゃん〜!」
窓を開けて庭に向かって、大きな声を出した。
お父様が笑いを堪える顔を見せた。
「ルノア…ククッ…公爵令嬢が大声だしたら…グッでも家なら大丈夫だからね…人前では…ククッ駄目だからな。
おおぉ〜大きなフクロウだね。前魔塔の長以来久々に見たなぁ。一緒に寝ているのかい?」
「もうお父様。笑う時は笑って。もう我慢しながら話さないで。
お家で威厳顔作らなくて大丈夫です。
はい。一緒に寝てもらうと魔力を貰ってくれるので。凄く体が楽で温かいです。駄目でしたか?」
「うん。大丈夫だよ。でも魔力を貰い過ぎると、段々と大きくなって、意思を持ったり、言葉を話したり成長していくからね。
約束事を決めていかないといけないよ。
自分の魔力切れや、魔力がこの先減ることがあるかもしれないし。
わからないからね。そしたら最悪消滅してしまうから。
無理のない魔力でないといけないよ。
すごいフワフワだ。可愛いな。魔空間に戻してあげると福ちゃんも楽になるから、様子を見ながら大切にしてあげなさい。
使役としても、ルノアの大事な家族だからね。
妹かな?ちゃんとお姉さんになって正しい事を教えてあげなさい。いいね。」




