119 国王の器とは
100 臨時世界魔法会議報告を全世界に 追加
カーナリアン王国の執務室でロバートと息子三人で、前宰相が残してくれていた資料を見つめていた。
前宰相が優秀だったからこそこの国は保たれていた事を…自分を含め全ての民は何も知らなかった。
私はただ仕事の邪魔をする足を引っ張る勢力だったのかと…。
只々先見の目をもち国を想い良い国となるように尽力してきたからこそ、引き際も考え準備も怠らず。
恐ろしい程の頭脳そして王の器とはこういう方で、国王で即位してくださればどんなに安心して暮らせたのだろうと…。今の状況にため息しかなかった。
しかし沢山の準備や引継ぎ書類が過保護な程に私達の為に残されていた。
自分を信じ託してくれたことがよくわかった。
今となって考えてみると私の長男は、王城内の仕事の異動が多く王太子として働く実地訓練のようだった。
次男は、国内貴族の把握や、実務で宰相執務室を内部監査する補佐官をしていた。
三男は、外相補佐官として学生時代から数々の言語や歴史の成績優秀者として海外視察の帯同が許された。
私の子供達を、私以上に育てて貰っていたことに気がつき深く感謝した。
息子達もなぜ敵対勢力なのに?と思っていたがいつも宰相から言われていたそうだ。
「学園の後輩だろ?誠実な人柄と才能は国の宝だ。
派閥や勢力ではなく人柄と才能だけで応援したい人材を探しなさい。
凄く楽しいぞ。きっといい国になってくだろ?」
人柄がわかる言葉に子供達も、派閥を超え尊敬出来る方だと信頼関係ができていた。




