114 先生の安全とは
「はい。では先程作品のところで先生の安全の為とは…私の作品でどうしてかと…」
「あぁ…そうですね。作品が珍しいからです。
本学園の生徒の中にはご実家が商会をお持ちの方や、商会の跡取りの方も、多く在籍しております。
先生方が作品の質問や技術等を答えてしまうと、先生方も誘拐の危険が増えます。
勿論簡単には誘拐など出来ないように職員は、魔道具などで守られておりますが…。
特に錬金術を習いに来る他国からの生徒が多いんです。
この中で三人の先生方は、カーナリアン王国の伝統を守り続けているご実家の次男、三男、次女様方なのです。
生徒の中に才能がある子も時々いるので、見つけたら育成します。
カーナリアン王国の特有資産技術者として育てています。
他国でもいいので、継承していく道をヴァリアード様が魔塔の長の時に王族を含め皆に強く説いたのです。
絶対に無くしてはならない素晴らしい技法だと。
技術継承を強く推し進めたおかげで今があります。
そういった魔法や技法は実は他にもあります。
毎年他国からの沢山の応募がある人気学園になれたのも、ヴァリアード様の他にはない学園作りをしていった方がと…。
前学園長に強く言って…在学中からでしたからね。
もう本当大変だったと…。
あぁ話がズレましたね。
ついでにお父様もかなりあるんですよ。
語学に力を入れたのはお父様の強い希望ですから…
言葉が分からず、他国に誤魔化されて不条理な契約を結ばれたら…。
国民全員が被害を受けると…。責任は誰が取るのか?学びたい者が言語や文化の違いをしっかりと学べば国の宝になると…。
そんな国ならよい人材も育ち最強だと、よく話されておりましたよ。
体の弱いお母様を一途に御守りする姿も紳士でしたしね。
女子生徒は皆頬を染められておりましたよ。
ほほほ…とにかく教師も学園長も大変でしたが…。
学園を築く礎となったお二人だったことは確かです。
懐かしい。またお二人にも是非お会いしたいとお伝えください。
二人とも時間ができましたからね。よろしくお伝えください。」
「そうだったんですね。勉強不足でした。
では私共で見つけた人材も、全て学園の卒業者でしたから…。
守らなければならないのですね。教えていただきありがとうございました。
早速手配いたします。
サライ、お父様と伯父様の予定をお聞きしてください。今でしたら少しお時間取れるでしょ?」
「畏まりました。確認いたしますね。」




