110 映像付きの抗議文
教室を開くと学園長とクラス担当教師が待っていた。
登園を再開させる際に予想される問題を、証拠映像を撮る事を事前に学園に許可を取っていた。
医師の診断書の提出も学園から言われての事だった。学園も高位貴族に失礼があってはと、かなり慎重な対応を検討していた。
公爵家にも許可をとり、学園に通う保護者に書面で医師の診断もあり安全だと、伝えていた。
生徒達には朝の授業開始前に学年を問わず口頭で伝えていた。
サライが先程の映像を見せ公爵家から映像付きの抗議文を三家に魔鳥便でその場で発送した。
「やはり残念な結果となってしまいましたな。
申し訳ありませんが、こちらは学園の規則通りとさせていただきます。
家同士のお話し合いとなりますので学園は介入は致しませんのでよろしくお願いします。
それではテスト終了後30分程で全ての書類は整いますので此方でお待ちください。
侍女の方は教室前の椅子で、 あと一人学園の女性教師も待機とさせていただきます。
科目教師が其々入室してテストをお渡しいたしますので、終わって確認が済んだ時点で答案用紙をお渡しください。
再度の確認はできませんのでご注意ください。それでは開始いたします。」
全ての教科が終わったのは二時間ほどたった時刻だった。
最後の魔術の試験は学園長の前での技術披露一つ以上と面談と説明があった。
指定された教室は魔術を使用できる教室だった為披露する魔法はサライからは言われていた。
「ルノア様。魔空間と、福様を呼ぶことと、イヤーカフをその場で作って下さい。
来月販売予定ですので、学園長様と奥様の青緑眼に似せた薔薇デザインでお作り下さいませ。
良いですね二つですよ。その技術であれば必ず合格いたしますので安全にいきましょう。」
商売上手のニンマリ笑顔のサライがいた。




