108 魔術学園飛び級テスト
「サラ。飛び級の試験はいつなら可能だ?手続きは済ませてきたと聞いてるが…
学園内もバタバタしてるのかい?」お父様が聞いた。
「授業時間外ならいつでも可能だそうです。
ただ科目が多いので出来たら午後授業が無い日にお願いしたいと言われ、最短ですと二日後ですね。
昨日した予想テストでは満点でしたので大丈夫だと思います。
二日後の予約なら今からなら可能です。学園内はやはり落ち着きが無いようです。
ハーマイル公爵は先王の次女様のお子様でしたよね?
長女様はヨーリアン帝国に嫁ぐ時に継承権は放棄されています。
勢力が変わることも久しぶりですから礼儀知らずが出てこないといいのですが…」
と最後の方はよく聞こえなかった。
「では二日後に受けますね。お父様。ラド様。」
「やはり優秀なんだな…ノアはさすがだ。頑張ってな。そうなると魔石の件含めて早目に…。
ヨーリアン帝国の高魔力の王族と親族筋の秘匿の魔法契約を進めなければならないな…
うん。私もお仕事を頑張るよ。あと残念だけど…本当は私が行きたいはじめての買い物だけど…
我が娘の時にするよ。ノアも覚えておいてくれな。何か買いたい物があるのかい?」
「ラド様。ごめんなさい。ヴァリー伯父様からいただいた魔導初期本に、お母様の書き込みが色々書いてあって…。
あればそれを購入したいと思ってます。後は雰囲気を楽しみたいです。
ラド様とのはじめてのお出かけも考えておいてくださいね。楽しみにしてます。」
学園の飛び級テストは小、中学校レベルの内容で…やはり日本の教育水準は高かったんだなと思っていた。祐希の最終学歴も地方国立大学を卒業していた。
地理や、歴史や、他国の広範囲の勉強に、五言語も全て話せた。
サリド殿下に相応しくとルノアの頑張りと努力もあった。他力本願のような…自分の努力なのか?
よく分からない状態だったが、もういいなと思考を止めた。




