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10年後に討伐される魔王   作者: うずまき
第3部 円環の騎士団編
82/103

第79章 復活の爆炎

カズマサ『……俺は…死んだのか…?』


ゼロ『うむ…ここは魂の控え室のようなところだよ…君はリベリオンと相討ちになってその命を散らしたんだ…』



天界での闘いが最終局面を迎える中

異空間にて意識を取り戻すカズマサ。


彼の前には先代の魔王であるゼロの姿があり


その空間からは天界での闘い…

そしてゼロ・ワールドの様子を見る事が出来た。



カズマサ『世界が…復元している!?』


ゼロ『私も驚いたよ…あの世界の人々は1度滅亡しても希望を捨てなかった…何度壊されてもゼロから再スタート出来るんだ…』



戦況よりも先に復元が進んでいる地上へと目が行くカズマサ


魔王である彼が思っていた以上に人間達は強い存在であり


死して尚

自らの世界を守りたい想いは強くなっていた。



カズマサ『俺は…何も出来ないのか…地上の人間が自らの手で世界を復元させ…勇者であるイオリや女神の麻美ちゃんが闘ってるのに…俺は!!』


ゼロ『カズマサ君…君は魔王としての力を王女フィディオに託して消滅した…魔王としての力が無くても…君に闘う勇気はあるかい?』


カズマサ『無論だとも!俺は特別な力が無いのに闘っている人間を知っている!力なんか無くたって闘えるんだ!!』



力が無くても闘う勇気があるか?

先代魔王ゼロのその問いに彼は二つ返事で答え


ゼロはカズマサの魔王就任時から借りていた本来の肉体を彼に返す事に決めていた。


2人の身体が光に包まれると

カズマサの魂には本来の肉体が戻っており


ゼロが発動した魔法陣を通れば

天空城の戦場へと向かう事が出来た。



カズマサ『ゼロさん…俺なんかの為に…身体を…?』


ゼロ『そいつは君の身体だよ…君が魔王となったその日…人間としての君の身体を借りて時々地上で活動していたんだ…』


カズマサ『!?』


ゼロ『カズマサ君!!ゼロ・ワールドを!!マミ君とマリー君を頼んだよ!!』



ゼロのサポートによって天空城へと戻るカズマサ…


戦場では既に仲間達の体力が限界を迎えており

フィディオを守り続けていた不死男爵にも再生の限界が来ていた


炎神鳥の炎熱ブレスを受けたゴーレムは遂に崩壊してしまい

ゴーレムの守りが無くなったフィディオに対して


水神龍のレーザーブレスが迫っていた。



フィディオ『あ…あぁ…』



迫り来る水のレーザーに思わず怯えるフィディオ


既に仲間達は彼女を庇えるような状態ではなく

直撃すれば命はない


その時だった



カズマサ『ファイヤーウォール!!!』



水のレーザーは炎の壁によって蒸発し

辺りは蒸気によって視界が遮られていた。



フィディオ『ま…魔王様!!?』


カズマサ『フィディオ…よく頑張ってくれたな…』


フィディオ『どうして!?私に力を託して消滅したはずですのに!?』


カズマサ『話は後だ!この視界の間に敵を減らそう!俺の炎を目印に全力で魔法を放つんだ!!』


フィディオ『で…でも…』


カズマサ『心配するな!全ての責任は俺が背負ってやる!奴らを倒せるのはお前しかいないんだ!!』



天空城へと戻ったカズマサの前に突き刺さる魔剣バルフォース


魔王の愛刀は肉体が変わっても彼と共に闘う意志を見せており


魔剣を握ったその瞬間

カズマサの身体を真紅のマントが包んでいた。



バルフォース『遅いぞ魔王…このまま消滅するかと思ったぞ…!』


カズマサ『バルフォース…悪いがまた力を借りるぜ…!魔炎爆撃(フレイムエクスプロージョン)!!!』



蒸気の煙の中より発動する炎の爆裂魔法


魔王の身体と比べると威力は落ちているが

フィディオの道を切り開くには充分な威力があり


彼女は敬愛する魔王の言葉を信じて

全力で魔法を発動した。



フィディオ『いきますわよ!失われた(ロストオブフュ)未来の終焉(ーチャージエンド)!!!』



爆炎の導く方に放たれる暗黒の魔力砲撃

漆黒の魔力弾は触れるもの全てを跡形も無く消滅させていき


煙が晴れると

そこに守護神達の姿は残っていなかった。





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