表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10年後に討伐される魔王   作者: うずまき
第2部 世界大戦編
40/103

第38章 水の国のコロシアム

カズマサ「水の国タイダルの諸君!我々は魔王軍の魔導艦隊である!我らが魔導戦艦の砲撃を浴びたくなければ魔王であるこの俺を城に招き入れるのだ!」



水の国へと到着した魔王軍


魔導戦艦の砲撃を見たタイダルの兵士達は震え上がり


カズマサは魔女の姿をしているイオリとフラワーを連れて上陸した。



彼の目的はマリーと接触しての事実確認であり

拒否するようであれば総攻撃をかけるつもりだった。




マリー「ま…魔王様!!?何のおつもりですか!!?」


カズマサ「それはこっちのセリフだ…魔王城の隠し部屋…あの量産されたモニターはなんだ!?」



マリーの個室に押し掛けるカズマサ


強気な態度で責められた彼女は思わず泣きだし

理由を説明してきた。



マリー「魔王様の解任を防ぐにはこの戦争を起こすしかなかったんです!万が一に備えて魔王軍の皆さんをお借りしましたが魔王様が直接指示を出せば皆さん貴方に従いますよ!!」


カズマサ「ならば何故モニターを隠す必要があった?ご丁寧に俺が絶対に見つけられないような場所を選んで偶然だとは言うまい?」


マリー「魔王様だって…隠しておきたい物の1つくらいありますよね…?私にだってあるんですよ…」


カズマサ「……」



マリーの泣き落としで言葉を詰まらせるカズマサ


このままではまずいと判断したイオリは会話への干渉を決断し

彼女は最低でも魔王軍の状態を元に戻すよう提案した。



イオリ「マリーさん…カズマサは貴女を信じてるからここまで来たんです…貴女の手で軍の状態を戻せば納得するのでは…?」



マリーの行動はあくまでもカズマサを想っての行動であり

それを知るイオリは深くは踏み込まず

平和的な解決を望んだ。



マリー「そうですね…確かに貴女の言う通りです…1度リセットします…」


イオリ「マリーさん…」


マリー「ですが…勇者である貴女が魔王様と一緒に居る事は側近として許容出来ませんね…魔王様…失礼します…!!」


カズマサ「なっ!?」



個室にあるモニターで魔王軍の全指揮をカズマサに戻したマリー


無事に問題は解決したかに見えたが


彼女がモニターのボタンを押すと

魔王封じの鎖がカズマサの身体を縛りつけていた。



イオリ「カズマサ!?」


マリー「私の魔王様を気安く呼ばないでください…!」


カズマサ「マリー待ってくれ!彼女には俺の方から協力を頼んだんだ!お前が居ないから代わりに…」


マリー「なら…私が戻れば彼女は必要ありませんよね…?」



カズマサが勇者であるイオリと居た事に対して理不尽な怒りを見せるマリー


彼女が別のボタンを押すと部屋に魔法陣が出現し

2人は城の地下に存在するコロシアムへとテレポートさせられた。



ブラスターと違い

表向きは平和主義である事をアピールしているタイダルは、一般人にコロシアムの存在を知らせておらず


客席ではこのコロシアムのオーナーが笑顔で手を振っていた。



フィディオ「お久しぶりですわね…魔王様!」


カズマサ「フィディオ!?」


フィディオ「私のお隣が空いていますわ!どうぞお掛けになって!」



現在このコロシアムのオーナーは王女であるフィディオとなっており

フィールドの中は結界によって完全に遮断されていた。


無論イオリはフィールドの中に閉じ込められており


勇者の服に戻った彼女の前に

臨戦態勢のマリーが姿を現した。



イオリ「マリーさん…」


マリー「決着を着けましょう…貴女に魔王様の隣は渡しません!」



左眼の天使の眼に加えて

右手には魔王であるカズマサが見た事のない魔剣が握られており

明らかに彼女が本気である事を察したカズマサは、結界を破壊するべく魔力をチャージした。


仮にイオリが勝ったとしても魔王としては大惨事であり

そんなカズマサを見たフィールドは落ち着いた様子で彼を制止した。



フィディオ「落ち着いてください魔王様…命の危険を感じましたら私が止めますわ!」


カズマサ「し…しかし…」


フィディオ「このコロシアムのオーナーは私ですの!水の国は平和の国…城内で死者なんか出させませんわ!」



フィディオの言う事に偽りは無く


彼女がオーナーになって以降

コロシアムでの死者は1人も出て居なかった。


それは彼女が客席から回復魔法をかけて

自分が満足するまで試合を強制的に続行させる為であり


彼女のスキルポイントを確認したカズマサは

その内容に思わず恐怖を感じる事となった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ