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10年後に討伐される魔王   作者: うずまき
第2部 世界大戦編
29/103

第27章 魔軍提督

マリー「魔王様…ただいま戻りました…」


カズマサ「マリー!これはどういう事だ!?どうしてこんな事に!!?」


マリー「世界の経済を回したんですよ…言いましたよね…1ヶ月以内に回してみせるって…」



魔王城にて事後報告をするマリー


彼女はアルザークの選挙にて配下4人を無理矢理立候補させ


モニターを利用した不正を決行…


当選し四天王となった2名は事故を装って火の国ブラスターの船を爆破していた。



これが原因でブラスターはアルザークへ宣戦布告する事となり


世界大戦は始まりを迎えていた。




マリー「この世界大戦…私は水の国タイダルの将として参戦します…これで魔王様が魔王軍を率いて戦力バランスを取れば完璧に世界をコントロール出来るはずです…」


カズマサ「マリー…お前が俺の為に動いてくれたのはわかる…でも…」


マリー「魔王様…」


カズマサ「確かに人間同士が争っても経済は回る…でも…こんなやり方は魔王として間違ってる…しばらくしたら…俺はこの戦争を終わらせるつもりだ…」



マリーの働きに感謝しつつも魔王としては人間同士の争いを否定するカズマサ


彼女もそれは承知の上で行動を起こしており


元より自分自身と水の国だけでコントロールするつもりだった。



カズマサ「マリー…」



自身のデビルズゲートにて水の国へと移動するマリー


アサミのゲートと違い


彼女のゲートは個人のブラックキューブを対象とする為規制の影響を受けず


現時点での戦争の主導権は完全に彼女が握っていた。



だが…



カズマサ「いいだろう…俺はしばらくの間魔王ではない…魔軍提督だ!!!」



人間同士の争いこそ否定するものの

戦争の参戦にはノリノリのカズマサ


マリー最大の誤算


それは彼が転生前は高校生にして軍事ヲタクかつネトウヨであり


更には彼以上の軍事ヲタクが魔王軍の中にいるのを知らなかった事だった。



トモスケ「まさか異世界でお前と提督をやる事になるとはな…」


カズマサ「俺は船大工をスカウトに行ってくる…設計図は任せたぜ!!」



モニターの中で作成されていく設計図…


軍事ヲタクであるトモスケがモニターになっているこの状況はまさに「私の最強の友達」であり


竜魔王バルフートに防衛を任せたカズマサは船大工をスカウトするべくブラックドラゴンにて出発した。



彼の目的地は草の国プラント

そこは水の国タイダルと同じ大陸の南部にあるものの独立した小国であり


水の力で植物を育てるのが習慣のこの国は緑で溢れる美しい国だった。



水の国と友好国である事もあり

カズマサはこの国の女王とは以前から交流があった。



フローリアン「これはテスタロッサさん…いつもお世話になっていますわ…」


カズマサ「フローリアン様…お久しぶりです…」



エルフの女王フローリアン


父プラント王の亡き後22歳の若さで女王となった彼女とはフィディオを通じて知り合い

水の国の騎士テスタロッサとして友好関係を持っていた


彼がこの国を訪れたのは

この国が海へと繋がる巨大な川と面していて

高い航海の技術力を持っているからであり


城にてフローリアンに挨拶を済ませたカズマサは1つの民家を訪れた。



カズマサ「よう…久しぶりだな!」


フラワー「おう!カズマサじゃないか!」


カズマサ「馬鹿!ここでの俺はテスタロッサだ!」


フラワー「そうだったな…すまぬすまぬ…」



草の国で職人をしている青年フラワー


彼は以前カズマサの頼みでフィディオの鎧を作製した事があり


彼女がカズマサの正体を滑らせた事で魔王軍と関係を持っていた。


人間ではあるがその不健康そうなその顔は、魔族と間違えられてもおかしくないものであり


カズマサは破格の条件で彼をスカウトするつもりだった。



フラワー「お…俺を魔王軍の幹部に!?」


カズマサ「馬鹿野郎!声がでかい!」



限りなく一般人に近い人間の幹部勧誘


転生者とは言え


魔王軍には自分を含めた元一般人が多数在籍しており


彼は種族や地位に拘らず


能力だけを見て判断するつもりだった。



フラワー「こ…ここが魔王城か…思っていたよりお洒落だな…」


カズマサ「そ…そいつは側近の趣味だ…これから儀式を行うから奥の部屋で待っていてくれ…!」



魔王城にて幹部就任の儀式を行う2人


黒いローブを纏った白髪の新幹部は、誰がどう見ても悪い魔族の魔法使いであり


幹部となったフラワーは補正で得た大量のスキルポイントを全部自らの趣味に使っていた。




フラワー「ふははははっ!何と言う魔力だ!触手と死霊のダンスパーティーだぜ!!」


カズマサ「え…えぇ…」



彼が習得したスキルは大きくわけて3つ


1つは本職である生産系のスキル

2つは植物を召喚し自在に操るスキル

そして3つ目はアンデッドを召喚し自由に行動させるものだった。



魔王城の一室はフラワーの触手と死霊達で就任パーティーの会場となっており


気分が悪くなったカズマサは指令室へと戻った。



カズマサ「人選ミスったかなぁ…」



実質1人で盛り上がる就任パーティは夜遅くまで続き


不安になったカズマサだったが


翌日以降


彼は予想以上に職人としての技術を発揮する事となり


魔軍提督カズマサの率いる新生魔王軍の闘いは

こうして始まりを迎えた。




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