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10年後に討伐される魔王   作者: うずまき
第1部 魔王就任編
18/103

第17章 堕天使マリー

ディーネ「フィディオ様!!ご無事ですか!!」


ロックゲイル「王女ならばこの下だ…返して欲しくばこの俺を倒していくのだな…」



到着するユート王子とタイダル軍


タイダル軍の騎士団長であるディーネは青いロングヘアーが特徴の美女であり

女性の身でありながらもその実力はブラスターの騎士団長サーベラスと並ぶほどだった。


彼女の身につけている魔槍と水色のビキニアーマーは、水の国を象徴するものであったが

17歳のカズマサには刺激が強すぎるものであり

物陰から見守るつもりだった彼はそれを中止

地下室へと戻っていった。



フィディオ「ふふっ…ご希望なら私もあの鎧を着けますわよ?」


カズマサ「な…なんてハレンチな国なんだ…」


ユート「フィディオ!どこにいるんだ!?返事をしてくれぇ!!」


フィディオ「ユートさんが到着したみたいですわね…打ち合わせ通りにやりますわ!」



交戦するディーネと砂の魔人の横を抜けて地下室へと降りるユート


彼の声を確認したフィディオは漆黒の騎士服を纏って彼の前に姿を現した。


マリーお手製の騎士服は半袖ミニスカートサイハイブーツとイオリの騎士服と良く似ており


彼女は洗脳されたフリをしてユートと剣を交えるつもりだった。



ユート「フィディオ!その姿は一体!?」


フィディオ「ふふっ…今の私は魔王軍のプリンセス…ユートさん…貴方の身体を切り刻んであげますわ!!」



2人の闘いを物陰から見守るカズマサ…


それは闘いとは名ばかりの一方的な暴力であり


剣の勝負でズタズタにされたユートはそのままダウンさせられ


フィディオのブーツが彼の美形な顔を踏みつけた。



ユート「や…やめるんだフィディオ…!僕は君を討ちたくないんだ…!!」


フィディオ「そういうセリフは討てるだけの力を持ってから言ってくださいませんか…?」



冷たい目でユートを見下すフィディオ…


カズマサはその様子を他人事とは思えない目で見ており


彼女が毒蛇王直伝のジャヌーラを発動すると


恐怖で失神したユートの意識は深い闇の中へと消えていった。



フィディオ「魔王様…彼が予想以上に何もして来なかったので勝ってしまいました…」


カズマサ「負けるつもり全く無かったよね…?」


フィディオ「ユートさんの優しさが私の洗脳を解除した…これで行きましょう!適当に話をあわせてディーネと合流してきますわ!」


カズマサ「お…おう…」



フィディオから感じる魔王としての資質


カズマサの視点から見た彼女は自分によく似ており


打ち合わせにないアドリブで話をあわせたフィディオは、砂の魔人を退けたディーネと自然な流れで合流した。


フィディオの活躍で無事に風の国シュトュルムは、魔王軍の支配から解放される事となるのだが


今回の亡命のせいで風の国は実質的に水の国の属国となってしまい


それは魔王軍の支配とあまり変わらない状態を意味していた。



カズマサ「魔王カズマサ…ただいま戻りました…」


マリー「お帰りなさいませ魔王様…遠征任務お疲れ様でした!」


カズマサ「ん…何かいい匂いがするな…?」



闘いを終え魔王城へと戻ったカズマサ…


そんな彼を待っていたのは魔王城の地下に新設された温泉であり


それはマリーが火の国で発見した源泉を魔法陣で繋いだものだった。



カズマサ「ふぅ…極楽である…」



任務明けで疲れていたカズマサは迷う事なく温泉を堪能


それだけでも彼は満足だったのだが


マリーが用意したものはこれだけでは無かった。



フィディオ「魔王様…ご一緒してもよろしくて…?」


カズマサ「ふぃ…フィディオ!?」



温泉を堪能するカズマサの前に姿を現すフィディオ


バスタオルで未成熟な身体を隠した彼女は彼の元へと近づいていき


パニックになったカズマサに対して更なる追撃を仕掛けた。



フィディオ「温泉にタオルを入れてしまうのはマナー違反とお聞きしました…今外しますわね…」


カズマサ「お…おい馬鹿…やめろ!!」



バスタオルを投げ捨てるフィディオ…


彼は思わず温泉の中に潜って視界を遮断したが


そんな魔王を見たフィディオは思わず笑い出していた。



フィディオ「ふふふ…冗談ですわ魔王様…この下はみ・ず・ぎですのよ?」


カズマサ「み…水着…?」



バスタオルの下に隠された水色のビキニ…


恐る恐る彼女を見るカズマサだったが

ロリコンである彼にはそれすら刺激が強すぎるものであり

そのまま温泉へと沈んだ。


のぼせてしまったカズマサはベッドでダウンする事となるのだが


これは全て彼女の計画通りだった。




トモスケ「機械オンチだったお前がここまで操作を覚えるとはな…成功を祈ってるぜ!」


マリー「トモスケさんのおかげですよ…私は魔王様を必ず救ってみせます!」



魔王が不在の指令室にてモニターを操作するマリー


作戦を管理していたエクセルはモニターであるトモスケの合意の元


彼女の手によって書き替えられ


自らもゲートを発動


竜魔王バルフートと合流していた。




この章から流れが変わります

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