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転生令嬢の推しは婚約者の側近  作者: 雪入りんご
1.嵐の前の静けさ編
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5.シャオ・ロイズ

それから私たちの学園生活はスタートしましたが、私にとっては一通り身に付けた知識の繰り返しの授業であったため特別目新しいことはありませんでした。


しかしながら魔法使いらしく箒に乗って、空を飛ぶということは前世でも体験したことがなかったので楽しいものです。


また、授業内容を把握しているので学園生活自体には余裕があり、新しく友達も出来ました。それが彼女、シャオ・ロイズ伯爵令嬢です。


彼女は「夜明姫の口付け」ではヒロインの友達でしたが、多少の物語における変更は許容範囲なのか、ありがたいことに私と仲良くしてくれています。


ちなみに彼女は金髪の巻き髪に眼鏡を掛けて、巨乳ときているので色々と「要素」揃いすぎで私としては羨ましい限りです。


「リーファさん、良かったら今日の学校帰り街に新しく出来たカフェに行ってみない?」眼鏡の奥の瞳をきらきらさせて昼食の時、シャオはこんなことを言いました。


「うん! 確かケーキがすっごく美味しんだよね」私は前世から甘いものが大好物でしたので、この話に食いつきました。


「そうそう、特にショコラケーキが人気でね、」彼女がそう言いかけた時、


「何の話をしているの? お嬢様方」ルークが昼食を載せたトレーを持って私たちの隣に座りながら訪ねてきました。


シャオは金色の巻き髪をはねさせて、さっとルークの方を振り向くと

「こんにちは、ルーク王子。ちょうど放課後にカフェに行く話をしていたところなの」と言いました。


「えー、いーなー。僕も一緒に行ってもいい?レオ王子とかも誘って」とルークが尋ねます。


「もちろん。いいわよね、リーファさん?」シャオは私の方に向き直ります。


私はもちろん異論はなかったので、こくこくと頷いて見せたのでした。


◇◇◇


放課後


「ケーキ、美味しかったね。しかも後少しで売り切れだったから間に合ってよかったね」私たちは、カフェの感想を言いながら帰宅します。


ただ道行く人がちらちらと私たちの方を見るので、「王族の人たちがいると、やっぱり目立つね」と私はこっそりシャオに囁きました。


「何せ王族云々以前に、三人とも女の子から人気ですものね」シャオは後ろを歩く三人をちらりと振り返りながら私に言いました。


「シャオって、興味ないの?その...。」私が少し含みを持たせて尋ねると、

「あら、まだお話ししてなかったかしら?私には幼い時より心に決めたお方がおりまして」そう言いながら、シャオはポッと頬を赤く染めました。


(色々可愛すぎる)私はその時、そんなことを思いました。


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