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始まりの地

 初めてマリに会った、例の公園に行って見た。大型のイベント施設が建つらしく、少し前から立ち入り禁止になっていた。山本の今川焼き屋台もなくなっていた。

「ここには、もう思い出は何も無いな。」

 僕はそのまま、街中にある本店に寄った。


「施設が完成したら、また屋台復活させるからよ。」

 店主はそう言っていたが、空元気に見えた。

「あんこ追い焼き。」

 僕が注文する前に、できたての1個が差し出された。

「これは、サービス。公園まで無駄足させちまったからな。」

 僕はマリのことを尋ねてみた。

「あの子は、もう何年も見て無いね。兄さんも見ないな。どっか、遠くに引越しちまったかな?」

 何の収穫もなく、ぼくは3個の今川焼きを抱えて店を出た。


 いつのまにか、中学校の前にいた。

「そうだ、ずっと休んでたあいつが学校に出てきた。目標ができたということだろうか。楽しかったが、嫌なことも多かった。一番自由な時間だったな。」

 今のあいつが、なにかから逃れたいと思っているとは考えられない。目標があれば戻ってくるのだろうか?ケラケラ名探偵同好会は今でも活動しているんだろうか?


 マリの昔の家の前を通り、僕は実家へ戻った。

「これ、お土産。」

 そういって、久々の我が家でくつろいだ。

「夕飯食べてからいくでしょ?」

 母が気を使って声をかける。


 僕は、マリからもらった手紙を読み返していた。どこかにヒントがないか。

「先日高校でノブタダ君と一緒に魚ロボットを作ったら沈んでしまった。ドザエモン一号だ。」

 夢らしい一文はあったが、おかしな方向いってないか。後輩のノブタダも同じ高校にいったんだ。同じロボ研にいたあいつなら、何か知ってるかもしれない。

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