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公告
次章からは、ヒルダ視点の物語が始まります。
これまでの章で描かれていたヒルダは、あくまでもハントの目を通して見たヒルダでした。
ですが、よく考えてみると、ハントとヒルダが実際に過ごした時間はそれほど多くありません。
ハントが見ていた世界は、伯爵家の屋敷と大使館、快適な部屋、そして彼が信じた人々によって形作られた世界でした。
それは決して偽りではありません。
ただ、完全でもありません。
同じ出来事であっても、見る人が違えば、まったく異なる姿に見えることがあります。
ハントが知らなかったこと。
ハントが誤解していたこと。
そして、たとえ知ったとしても理解できなかったかもしれないこと。
そうした出来事が、これからのヒルダ編で少しずつ明かされていきます。
前半で散りばめていた伏線のいくつかも、ここから少しずつ回収されていく予定です。
そのため、物語の雰囲気や登場人物の見え方、読者の皆さまが得られる情報は、前半とは大きく異なってくるかもしれません。
それでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
後半も、どうぞよろしくお願いいたします。
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ハントが見ていた世界は小さく、
ヒルダが見ている世界は、彼が想像していたよりもずっと広いのです。




