帰路についた
自分のステータスに絶句していると、女の人が不思議そうにして話しかけてきた。
「どうされました?」
「い、いえ。えっと、これって見せなくてもいいんですよね?」
「はい、ステータスは個人情報ですので見せる決まりはありません。基本的には皆さん見せません。」
「それじゃあ、そうします。」
「ま、そうじゃろうと思ったよ。多分、ステータスが凄いことになってるじゃろうからな。見せたくないじゃろう。見たかったのぅ。」
「そうですね。今日はありがとうございました。」
「いえ、こちらこそ、あの像が光るなんて歴史的な場面に立ち会わせていただきありがとうございます。あ、『ステータスオープン』と言えば、ステータスが確認できますよ。」
「『ステータスオープン』ですね。分かりました。お祈りする時にまた来ますね。」
俺は教会を出て帰路についた。
(あっぶねー!こんなステータス見せたら大変なことになってたな。でも親には見せないとなぁ、どうやって言い訳しよう…しかも、この世界の女神様と恋人ってことも言わないといけないし…あれ?結構ピンチ?)
そんなことを悩んでいたら、不意に声が聞こえてきた。
《ああ、大丈夫だよ!普通に言っちゃって!今度、リースと君の両親を会わせる予定だから!正直に言っておk!d(˙꒳˙* )》
(え!?なんでファリストの声が…!?)
《加護が『sss』になると何時でも会話できるようになるんだよ!》
(そうなのか。ん?リースの場合はどうなるんだ?『寵愛』って『sss』より上だよな?)
《『寵愛』の場合は、念話もできるし、直接会いに行くことが出来るんだよ!あ、そうそう!『寵愛』を授けることが出来るのは全世界でたった1人だけだからね!特別なんだよ!》
1人だけ…なんか嬉しいな。
(リースを会わせるって言ってたけど、その時は『寵愛』の力で呼べばいいのか?)
《うん!そうだよ!呼んで欲しい時はリースから念話が来ると思うから、その時に呼べばおk!d(˙꒳˙* )》
(そうか、分かった。ありがとうな!)
《いやいや!リースと君のためだもの!じゃ、またねー!あ、ステータスもう一度見てみるといいよ!スキルを何個か追加しといたから!》
(え?マジ?)
《うん!マジ!今度こそまたねー!》
(ああ、ありがとう。)
なんて念話をしている間に家に着いてしまった。




