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シン本紀  作者: 山族
第一章 誕生と成長と別れと
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三神傑と…

「ここに新たなる三神傑が誕生した」

師匠が厳かに告げる


「「ははー」」

家臣団が一斉に礼をする

そして少しのざわめきの後ソウカが近くにやってくる


「シン君おめでとう」

ソウカが笑顔で言う

いや、そんなことよりシン君?!

急にどうしたんだ


「あ、ありがとう」

俺は少し動揺してしまう


「君が新たなる三神傑か…そこまで強そうではないが中身がないのか?」

ソウカの後ろから声がかけられる


そして俺がソウカに視線を向けると

「こいつの名前はヴァルド、コールド様の最古参の者よ、自称王国一の剣士」

ソウカが呆れ顔で言う


「自称とは酷いな…まあ、俺がいちばん強いだろう?」

ヴァルドが誇らしげに言う


「まあいいや…」

ソウカが諦める


だが俺は諦められない

「なにバカにしてんだよ、おっさん」

おれは喧嘩ごしでヴァルドに言う

そこまで強そうではない?中身がない?バカにするな!


「あー語弊があったなその言い方は」

謝る気も毛頭ないヴァルドの言い方にカチンとくる


「今更謝っても許さんからな!」

そしてヴァルドの顔を殴ろうとした瞬間…


ズッ…と圧力がます息をするのを忘れるほどの覇気

ソウカも動けない


そこに

「こらこらヴァルド、新入りをいじめんな」

少し笑いながら師匠がやってくる


覇気がなくなり静けさが残る中師匠は人払いをして俺、ソウカ、ヴァルドの三人だけを残した


「ほら前にシンに後々教えてやるっていっただろ?古代魔法について」

そういえば師匠が前にそんなことを言ってたような…


「シンが覚えてないって顔してるな…」

師匠は苦笑いだ

「まあ、とりあえず俺の部屋に行くぞ」



少し時間をおいて俺らは師匠の執務室に移動した

部屋についてすぐに部屋を囲むほどの本棚にたくさんの本所狭しと並べられているのが目に入ってくる

そして師匠の話が始まる


「まず、この世界を作った八柱いや、正確には…」

師匠の話がいきなりとまる

「それ大事なとこー?」

ソウカは早く続きを聞きたいようだ


「ま、まあどうでもいいが、この世界を作った八柱はそれぞれ天父神(てんぷしん)、天母神(てんぼしん)、知神、再生神(さいせいしん)、破壊神、時空神(じくうしん)、太陽神(たいようしん)、輪廻神(りんねしん)と呼ばれ絶大な力を持っていた。悠久のときを生きた神々も次第に力は衰えていき、およそ一万年ほど前に再生神と破壊神以外は眠りについたんだ」


「そんな神々がいたなんて…」

俺はとても驚く


「そしてここにいるシンは世界を作りし八柱の一柱、知神の末裔だ。そしておよそ十五年前知神の末裔たちが暮らす王国があった。だが、ゼロによって壊滅した」

師匠が苦虫を噛み潰したような顔で説明する

「シンはその時に王より託された子だ」

一同は納得したように頷く


「そのゼロってのはどんなやつなんだい?」

俺は聞いた事のない名前について気になっていたのだ


「ゼロは世界を作りし神からこぼれ落ちた神、暗黒神(あんこくしん)の末裔でこの世界を統一しようとしている。十五年前のあの日はそこにあった王国が闇に包まれて消えたんだ。たぶん古代魔法の〖世界消去〗(ワールドデリーション)で消されたんだろう」


「そんな…王国いとつを消す大魔法を一人で行使するなんて…」

ソウカがゼロの規格外さを知り語尾も小さくなる


「とにかくやつはまた、攻めてくるだろうから対策しないとな」

師匠がそうまとめ、次にくる厄災に備えようと決意を固める



それがシンの父と同じだとは知らずに…

やっと敵さんが登場??しました!

次回戦闘するかもです

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