115-1 ヴァーニア神話(表)
あるところにごく普通の少女ヴァーニアがいました。彼女はとても心優しく、困っている人には手を差し伸べるとても優しい少女でした。
ある日、ヴァーニアは泣いている娼婦に出会いました。愛する夫がいないのだと泣く娼婦に、ヴァーニアは町中を探して駆け回り、なんとか夫を見つけ出して再会させてあげました。
ヴァーニアは彼女から指輪をもらいました。
ある時、ヴァーニアは見知らぬ老婆に出会いました。お腹が空いたと言う彼女に、ヴァーニアは買ったばかりのパンをあげました。
ヴァーニアは彼女から指輪をもらいました。
またある時、ヴァーニアはこの地域を収める領主様に会いました。この町1番のワインが飲みたいと言う彼に、美味しいワインを持っていることで有名な貴族からワインを分けてもらい、彼に差し出しました。
ヴァーニアはそのお礼にイヤリングをもらいました。
ある時、近所奥さんが、お前の家の水車が羨ましい、と言っているのを聞いたヴァーニアは自分の家の水車をそのまま奥さんに渡しました。
ヴァーニアは彼女からネックレスをもらいました。
ある時、近所のおじいさんが腰が痛くて働きに出られないと言っていました。ヴァーニアはおじいさんの代わりに一日中畑仕事を行いました。
そのお礼に、ヴァーニアはおじいさんからブレスレットをもらいました。
またある時、裸足で歩く老人に出会いました。靴が無くて足が痛いと言う彼に、ヴァーニアは持っていたお金の全額を差し出して新しい靴を買うように言いました。
ヴァーニアは老人から指輪をもらいました。
ある日、怒り狂う近所のお兄さんと出会いました。足の怪我を侮辱されたと怒るお兄さんに、ヴァーニアは自分の服を使って足の怪我が隠れてしまうほど大きなズボンを作ってあげました。
ヴァーニアはお兄さんから指輪をもらいました。
その後、持ち物が全部なくなってしまったヴァーニアは途方に暮れていました。すると夜空の満月が輝き、ヴァーニアは天に登って行きました。
今までのヴァーニアの善行と優しさを見ていた神様は、彼女を新しい神様とし、この地を収めるようにおっしゃったのです。
こうしてヴァーニアは、善行と博愛の女神として人々に信じられるようになりました。
本日は2話更新です!
このまま続きます!




