表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
7/35

第7話 小さな居場所

第7話 小さな居場所


 町へ出かけた日から数日が経った。


 マリカは少しずつ、この屋敷での生活に慣れ始めていた。


 朝はエリアスより少し早く起き、食堂の窓を開けて空気を入れ替える。


 庭の花に水をやり、簡単な掃除をする。


 そのあと二人で朝食を囲む。


 そんな穏やかな毎日が、不思議なくらい心地よかった。


◇ ◇ ◇


 ある日の朝。


 食器を片付けようとすると、エリアスが困ったように笑った。


「マリカ、それは私がしますよ。」


「でも、お世話になってばかりです。」


「気にしなくても……。」


「気になります。」


 少しだけ頬を膨らませると、エリアスは思わず笑みをこぼした。


「それなら、一つお願いがあります。」


「はい!」


「工房の掃除を手伝ってもらえますか?」


「もちろんです!」


 ようやく役に立てる。


 そのことが嬉しくて、マリカの声は自然と弾んだ。


◇ ◇ ◇


 工房には相変わらずたくさんの魔導具が並んでいた。


「棚の上だけお願いできますか?」


「わかりました。」


 布を手に取り、慎重に埃を払っていく。


 棚には小さな魔石や設計図、完成した魔導具がきれいに並んでいた。


「これは何に使うんですか?」


 丸いガラス玉を手に取りながら尋ねる。


「光を蓄える魔導具です。」


 エリアスは作業をしながら答えた。


「夜になると部屋を照らしてくれるんですよ。」


「すごい……。」


 思わず

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ