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第18話 初めてのおそろい

第18話 初めてのおそろい


 王宮をあとにした二人は、王都の大通りをゆっくり歩いていた。


 夕暮れの街は多くの人で賑わい、露店からは焼き菓子の甘い香りが漂ってくる。


「今日は人が多いですね。」


「実演会の日は、王都も活気づくんです。」


 エリアスが穏やかに答える。


 マリカはきょろきょろと辺りを見回した。


 見るものすべてが新鮮で、自然と足取りも軽くなる。


◇ ◇ ◇


「あ。」


 ふと、小さな露店が目に留まった。


 色とりどりのアクセサリーが並ぶ、小さな店だった。


「気になりますか?」


 エリアスが尋ねる。


「きれいだなって……。」


 店先には魔石を使った髪飾りや指輪、小さなペンダントが並んでいる。


 どれも可愛らしい。


 けれどマリカは、少し見つめただけで立ち去ろうとした。


「見ないんですか?」


「十分見せてもらいました。」


 微笑んで答える。


 欲しいとは思った。


 でも、自分には贅沢だ。


 そう思う癖が、まだ抜けていなかった。


 その様子を、エリアスは静かに見つめていた。


◇ ◇ ◇


「店主。」


 エリアスが露店へ声をかける。


「こちらを二ついただけますか。」


「ありがとうございます!」


 店主が

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