この反逆者!堕天使!
エアーは俺達に駆け寄ってくると
「全員低レベルの雑魚だった!3日で締め上げて私の王国を作ろうとしたら!」
「う、うん……」
「女神が涙目で帰ってくださいって!それで今帰ってきた!」
「そ、そう……風呂でも入る?」
エアーが消えて3日も経っていないが……。エアーは少し恥ずかしそうに
「……一応、これでも乙女だ……ナラン、後ろ向くから先に出ててくれ」
「う、うん……」
完全に何が何だかわからない。
部屋着を着て、リビングでソファに座ってくつろいでいるとバスタオルを巻いたエアーとサナーが勝手口から入ってきた。
「よい湯だったな。サナー、凄かっただろ?」
「よく帰って来られたよな。女神ってアホだからなあ。アイツの言うこと聞かないほうが良いぞ」
「今後気を付ける」
などと話しながら部屋着を取りに2回に上がって行った。いつの間にか俺の横に涙目の女神が座っていて
「ダメでしたあ……」
情けない顔で俯いてきた。
「女神様……エアー帰ってくるの早くないですか?」
「う、うん……あっちの世界の子達は性的には強かったんだけど……武術は弱くって……全員叩きのめされ……エアーちゃん強すぎた……」
「そんな強いですかね?」
全くそうは思えないが……女神は項垂れ
「あなたは真面目に人生に立ち向かって、リブラー含めてちょー高レベルになってるからね……」
「どうするんですか?」
女神は真顔で
「もうこうなったら!あなたがエアーちゃんを惚れさせて嫁にするしかないわ!そうすれば未来の因果も収まります!」
「嫌です」
「そんなこと言わずに!」
「絶対嫌です」
「私を助けると思って!」
「嫁はリースだけで十分です」
「一夫多妻もよいものよ?」
「興味ないです」
「エアーちゃんは強いナラン君に興味あるのよ?」
「俺は興味ないです」
女神はまた涙目になり
「この反逆者!堕天使!創造神の頼みを聞きなさい!」
「そうは言われましても……」
「もういいわ!セイちゃんとナーニャちゃんにナラン君が反乱を起こしたって言いつけてやるんだから!」
女神は顔を真っ赤にしてその場から消えた。
「……」
アホなのだと思う。とてつもないアホだ……もっとこう、やりようがあると思うのだが、俺が思っている以上に女神も追い詰められているのかもしれない……。
2回からビキニの水着を着た女子達が降りてきてサナーが呆れた様子で
「何か下着も恥ずかしいんだと。こっちのが布面積狭いだろ……」
エアーは頬を染め
「家では下着が動きやすくていい。でもナランが居ると恥ずかしい気がした」
「おいおいおい……ナランはモテるんだぞ?惚れるのはやめておけ」
慌ててサナーが止めるが、エアーは決意に満ちた顔で
「なんで向こうの世界のナランはダメなのに、こっちのナランは……その、何が違うのか知りたい」
「やめろってえ……もうライバルは良いってえ」
サナーは間に入るが、エアーにはサナーのことはもはや見えていないようだ……。あの邪神何かしやがったな……。




